東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年10月第3週(10月16日〜10月22日)の概況より。
日ごとの動き
21日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,349t(前週比115%、前年同期比106%)。このうち鮮魚類は692t(前週比119%、前年同期比106%)、冷凍魚類は276t(前週比123%、前年同期比121%)、塩干加工品は380t(前週比105%、前年同期比99%)。
10月16日(金) 週末の取引、買い気は依然振るわなかった。イワシが1〜2割下落、スルメは小安い、カツオは区々、ブリ、メジは保合、相場全体では弱保合。
10月17日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は低調。アジ、カツオが2〜3割上伸、スルメは小反発、イワシ、サンマは堅調、サバは小動き、相場全体では上伸。
10月19日(月) 週明けの取引、入荷急増で買い気は弱かった。サバが1割上伸、カツオは1〜3割反落、アジ、スルメは2割反落、サンマは2割下落、相場全体では反落。
10月20日(火) 休市前の取引、前日の荷もたれから荷動きは低調。スルメは強保合、サバが2〜3割反落、サンマは2〜3割続落、メジは軟調、相場全体では続落。
10月22日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。イワシが1〜2割上伸、サバは堅調、メジは強保合、アジは弱保合、スルメ、サンマは保合、相場全体では強保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は石川を主体に入荷、前週に比べ数量は69%増加し、価格は中型が6割弱安、中小型が約5割安。
サバ 石川や青森を主体に入荷、前週に比べ数量は34%増加し、価格は約2割安。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は44%増加し、価格は約0.5割高。
スルメイカ 北海道や石川を主体に入荷、前週に比べ数量は33%増加し、価格は約0.5割安。
カツオ 宮城や長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は56%増加し、価格は約4割安。
生サンマ 北海道を主体に入荷、価格はほぼ変わらず。
ムキカキ 69%増加し、三陸産の価格は0.5割安。
主な水産物の市況(2020年10月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.3 | 109 | 117 | 各地 | 生 | 4,195 |
海外 | 生 | 4,114 | ||||
メバチ | 59 | 117 | 109 | 各地※ | 冷凍 | 840 |
アジ | 54.4 | 169 | 228 | 長崎 | 中 | 378 |
石川 | 中小 | 392 | ||||
サバ | 37.5 | 134 | 179 | 石川ほか | − | 272 |
イワシ | 20.5 | 144 | 86 | 北海道 | − | 324 |
スルメイカ | 21.6 | 133 | 208 | 北海道ほか | − | 942 |
冷スルメイカ | 1.6 | 80 | 73 | 各地 | − | - |
サンマ | 50.9 | 110 | 66 | 北海道 | 生 | 940 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 6.8 | 101 | 68 | 北海道 | マ | 486 |
青森ほか | マコ | 675 | ||||
北海道 | アカ | 918 | ||||
北海道 | アサバ | 365 | ||||
ハマチ | 28.4 | 95 | 153 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 19.2 | 122 | 119 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 22.8 | 140 | 161 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 27.7 | 156 | 113 | 宮城ほか | − | 659 |
キンメダイ | 4.3 | 90 | 113 | 東京ほか | − | 2,484 |
ムキカキ | 10.3 | 169 | 143 | 三陸 | − | 1,661 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/