ほうれんそう群馬・茨城から増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年10月第2週（10月9日〜10月15日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,780t（前週比97％、前年同期比104％）。

前週比ではほうれんそう、さつまいも、かぶ等が増加したが、きゅうり、なす、にんじん等が減少したため、3％の減少となった。

前年同期比では、トマト、ミニトマト、ごぼう等が減少したが、じゃがいも、たまねぎ、まつたけ等が増加したため、4％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県、北海道等から入荷し、北海道産は終盤のため減少し、前週比5％の減少となった。青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に青森県から入荷し、前週比8％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。高値の反動と気温の低下から荷動きが鈍くなり、茨城県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　長野県を中心に茨城県等から入荷し、前週比3％の増加となった。全体量が多く、相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から数量増加で入荷し、前週比18％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から順調に入荷し、前週比4％の増加となった。太め傾向の出回りのため太物は荷動きが鈍い。青森県産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、関東産は曇天と低気温により数量が少なく、前週比16％の減少となった。群馬産の価格は保合となった。

なす　高知県、栃木県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　千葉県、北海道等から入荷したが、北海道産、東北産は終盤で気温の低下もあり減少して、前週比6％の減少となった。千葉産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、前週比2％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年10月第2週）