かき、みかん、りんご、くり増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年10月第1週（10月2日〜10月8日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,909t（前週比129％、前年同期比108％）。

前週比では、ぶどう、なし、アールスメロンが減少したが、かき、みかん、りんごなどが増加したため、29％の増加となった。

前年同期比ではなし、ぶどう、西洋なしが減少したが、くり、アールスメロン、かきなどが増加したため、8％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県を中心に長崎県等から入荷し、熊本県産「肥のかがやき」、長崎県産「味まる」の出荷が始まり、前年同期比10％の増加となった。前年同期比で、熊本県産極早生の価格は強含み、長崎県産極早生の価格は強保合となった。

りんご　青森県を中心に山形県等から入荷し、青森産「早生ふじ」の出荷が始まり、前年同期比8％の増加となった。前年同期比で、長野県産「シナノスイート」の価格は強保合となった。青森県産「ふじ」の「夢ひかり」の初荷が行われ、32万4千円で落札された。

なし　福島県、新潟県等から入荷したが、「あきづき」の出荷量が減少しており、前年同期比24％の減少となった。なし全体の出荷量が少ないため荷動きはよく、前年同期比で福島県産「新高、あきづき」の価格はともに強保合となった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から入荷し、和歌山県産「刀根」早生が出荷ピークを迎えており、奈良県産「刀根」早生の出荷量も増加したため、前週比163％の大幅な増加となった。和歌山県産「刀根」の価格は弱保合となった。

ぶどう　長野県を中心に山梨県等から入荷したが、前年同期比7％の減少となった。前年同期比で、長野県産「シャインマスカット」、岡山県産「ピオーネ」の価格はともに強保合となった。

くり　茨城県を中心に入荷し、前週比7％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷し、前週比1％の微減となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2020年10月第1週）