東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年9月第2週(9月11日〜9月17日)の概況より。
日ごとの動き
16日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ22%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,259t(前週比113%、前年同期比102%)。このうち鮮魚類は619t(前週比122%、前年同期比111%)、冷凍魚類は263t(前週比114%、前年同期比96%)、塩干加工品は378t(前週比100%、前年同期比92%)。
9月11日(金) 週末の取引、荷もたれから買い気は弱かった。ブリは弱保合、メジは小高く、サバは堅調、スルメはしっかり、カツオは小動き、相場全体では小動き。
9月12日(土) 休市前の取引、天気が下り坂となる予報などから買い気は振るわず、荷動きは停滞気味。アジが続落、サバ、カツオがやや値下がり、減少のサンマも小動き、相場全体では弱保合。
9月14日(月) 週明けの取引、入荷増などから買い気は振るわなかった。イワシ、スルメが1〜2割上伸、サバは小反発、メジは堅調、カツオは小甘い、相場全体では小高い。
9月15日(火) 休市前の取引、入荷が少なく荷動きはやや良化。カツオが1〜2割上伸、サンマは堅調、サバは強保合、アジは1〜2割続落、スルメは小反落、相場全体では小動き。
9月17日(木) 休市明けの取引、入荷が多く荷動きはよくなかった。サンマが1〜3割下落、カツオは2割反落、アジは1〜2割続落、メジは保合、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ約3.3倍に増加し、価格は中型が約4割安、中小型は約2.5割安。
サバ 三重や岩手を主体に入荷。数量は前週に比べ15%増加し、価格は約0.5割安。
イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は約2.5割安。
スルメイカ 北海道や青森を主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少し、価格は約0.5割高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は4割弱安。
サンマ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ17%増加し、価格は生が3.5割弱安。
主な水産物の市況(2020年9月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 42.4 | 123 | 107 | 各地 | 生 | 3,461 |
海外 | 生 | 3,460 | ||||
メバチ | 47.5 | 105 | 65 | 各地※ | 冷凍 | 797 |
アジ | 50.4 | 332 | 260 | 長崎 | 中 | 626 |
島根ほか | 中小 | 432 | ||||
サバ | 34.4 | 115 | 160 | 三重ほか | − | 380 |
イワシ | 11.2 | 84 | 66 | 北海道 | − | 335 |
スルメイカ | 17.7 | 70 | 211 | 北海道ほか | − | 946 |
冷スルメイカ | 3.2 | 152 | 76 | 各地 | − | - |
サンマ | 16.8 | 117 | 44 | 北海道 | 生 | 1,966 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.7 | 165 | 195 | 北海道 | マ | 497 |
青森ほか | マコ | 972 | ||||
北海道 | アカ | 878 | ||||
北海道 | アサバ | 405 | ||||
ハマチ | 21 | 95 | 150 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 19.1 | 99 | 122 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 7.1 | 95 | 104 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 28.6 | 105 | 75 | 宮城 | − | 497 |
キンメダイ | 7.8 | 132 | 186 | 東京ほか | − | 1,944 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/