お盆前の取引の荷動きは順調

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年8月第2週(8月7日〜8月13日)の概況より。

日ごとの動き

10日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。

1日平均取扱数量は総量1,284t(前週比97%、前年同期比106%)。このうち鮮魚類は586t(前週比103%、前年同期比99%)、冷凍魚類は277t(前週比79%、前年同期比132%)、塩干加工品は421t(前週比103%、前年同期比102%)。

8月7日(金) 週末の取引、全般的に入荷水準が低く荷動きはおおむね良好。アジとイワシは底堅く、カツオが小幅上伸、スルメは幾分値を下げ、サバやメジは伸び悩み、相場全体では小動き

8月8日(土) 週休前の取引、連休前で買い気は上向き。カツオが2−5割続伸、スルメは小反発、アジは強保合、イワシは区々、相場全体では小高い

8月11日(火) 連休明けの取引、買い気はおおむね順調。スルメが2割続伸、アジは小幅ながら上伸、カツオは堅調、メジは強保合、イワシは小動き、相場全体では続伸

8月12日(水) 開市日の間の取引、入荷は減ったが水曜市で買い気は弱まった。アジが2〜3割続伸、イワシは2〜3割上伸、スルメは1〜2割続伸、相場全体では堅調

8月13日(木) お盆の3連休前の取引、荷動きは順調。アジが3〜5割続伸、サバは2割反発、スルメは1割続伸、メジは強保合、カツオは軟調、相場全体では上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎や千葉、中小型が大阪や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ34%減少し、価格は中型が約9.5割高、中小型は8割高。

サバ 宮城や青森を主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は2割強高。

イワシ 石川や大阪を主体に入荷。数量は前週に比べ50%減少し、価格は約5.5割高。

スルメイカ 石川や青森を主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は2.5割強高。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ43%減少し、価格は約2.3倍高。

主な水産物の市況(2020年8月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ46.6140119各地4,232
海外4,231
メバチ61.9113128各地※冷凍802
アジ32.96663長崎ほか1,145
大阪ほか中小853
サバ28.595147宮城ほか406
イワシ15.950102石川ほか616
スルメイカ23.194120石川ほか920
冷スルメイカ212569各地-
サンマ5.911874--
サンマ5.9118各地解凍-
カレイ6.469145北海道659
青森ほかマコ936
北海道アカ905
北海道アサバ648
ハマチ24.5179130愛媛ほか野〆810
塩サケ17.28292北海道トキ1,674
北海道アキ972
タラ類6.889111岩手ほか648
宮城ぶわ-
カツオ22.25753宮城711
キンメダイ10.3112151東京ほか1,814
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/