盆に向けぶどう、メロン上昇

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年8月第1週（7月31日〜8月6日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,717t（前週比112％、前年同期比91％）。

前週比では、りんご、すいかなどが減少したが、なし、ぶどう、アールスメロンなどが増加したため、12％の増加となった。

前年同期比ではみかん、すももなどが増加したが、すいか、ぶどう、ネクタリン、アールスメロンなどが減少したため、9％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

みかん　佐賀県を中心に大分県、長崎県等から入荷し、前週比4％の増加となった。佐賀県産の価格は強含みとなった。

もも　福島県、山梨県、長野県等から入荷し、前年同期比で増減なしとなった。福島県産の価格は前年同期比で強保合となった。

すもも　山梨県を中心に山形県、青森県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。山梨県産の価格は強保合となった。

ぶどう　山形県を中心に山梨県等から入荷したが、前年同期比22％の減少となった。前年同期比で、山梨県産「巨峰」の価格は弱含み、お盆需要から引合いは強く、山形県産「デラウェア」、山梨県産「シャインマスカット」、岡山県産「アレキサンドリア」、山梨県産「ピオーネ」の価格はともに強保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷したが、長梅雨の影響で品質不良により、前年同期比5％の減少となった。愛知県産の価格は前年同期比で強保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷し、前週比17％の増加となった。お盆需要から相場は上昇し、静岡県産の価格は強保合となった。

すいか　山形県を中心に長野県、秋田県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。気温の高い日が続き、荷動きがよく、山形県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年8月第1週）