東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年6月第3週(6月12日〜6月18日)の概況より。
日ごとの動き
17日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,270t(前週比105%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は608t(前週比100%、前年同期比101%)、冷凍魚類は247t(前週比113%、前年同期比97%)、塩干加工品は415t(前週比109%、前年同期比103%)。
6月12日(金) 週末の取引、入荷は減ったが荷動きはよくなかった。サバが1〜2割反落、カツオ、スルメが1〜2割続落、アジは小幅下落、相場全体では小幅安。
6月13日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は振るわなかった。イワシが良品入荷で5〜6割急伸、スルメ、アジは1〜2割反発、相場全体では反発。
6月15日(月) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。イワシが半値水準に急反落、アジは1割反落、スルメは小甘く、カツオは小動き、相場全体では軟調。
6月16日(火) 休市前の取引、買い気はよくなかった。スルメが5〜7割急伸、イワシ、アジは1〜2割反発、カツオは小動き、ブリは小甘い、相場全体では堅調。
6月18日(木) 休市明けの取引、入荷が増えても荷動きはよくなかった。スルメは3〜4割にアジは2割の反落、カツオは1〜2割下落、サバは軟調、イワシは弱保合、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少し、価格は中型が1.5割弱高、中小型が1割弱高。
サバ 宮城や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は1割安。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割強高。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は約2割高。
カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ49%増加し、価格は約2.5割安。
主な水産物の市況(2020年6月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 49.7 | 92 | 94 | 各地 | 生 | 2,696 |
海外 | 生 | 2,724 | ||||
メバチ | 48.6 | 93 | 104 | 各地※ | 冷凍 | 824 |
アジ | 36.5 | 88 | 74 | 長崎 | 中 | 842 |
長崎 | 中小 | 583 | ||||
サバ | 27 | 97 | 110 | 宮城ほか | − | 268 |
イワシ | 46.7 | 99 | 116 | 千葉 | − | 302 |
スルメイカ | 32.1 | 90 | 247 | 石川 | − | 687 |
冷スルメイカ | 1.2 | 120 | 35 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.6 | 121 | 84 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 16.7 | 74 | 120 | 北海道 | マ | 400 |
青森ほか | マコ | 432 | ||||
北海道 | アカ | 616 | ||||
北海道 | アサバ | 567 | ||||
ハマチ | 18.1 | 120 | 147 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 16.3 | 124 | 95 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 11.6 | 115 | 166 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 35.4 | 149 | 101 | 千葉 | − | 691 |
キンメダイ | 6.6 | 55 | 106 | 東京ほか | − | 1,469 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/