ねぎの外食需要が若干回復す

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年5月第4週（5月22日〜5月28日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,363t（前週比100％、前年同期比91％）。

前週比ではふき、たまねぎ、アスパラガス等が減少したが、なましいたけ、かぶ、キャベツ等が増加し、増減なしとなった。

前年同期比では、なましいたけ、こまつな、はくさい等が増加したが、たまねぎ、アスパラガス、いんげん等が減少したため、9％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強含みとなった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に茨城県等から入荷し、前週比9％の増加となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷し、千葉県産、茨城県産ともに生育順調で、週比13％の増加となった。やや高値水準のため荷動きが鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県、群馬県を中心に入荷したが、長野県産、群馬県産ともに低温のため数量が減少し、前週比8％の減少となった。長野県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比23％の増加となった。引き合いの強い状態が続き、茨城県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。外食需要で若干回復し、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、曇雨天の影響で前週比7％の減少となった。埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、曇雨天や低温の影響により、前週比2％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、茨城県産が曇天により数量が減少し、前週比3％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年5月第4週）