東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年3月第5週週(3月27日〜4月2日)の概況より。
日ごとの動き
1日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,451t(前週比103%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は573t(前週比81%、前年同期比89%)、冷凍魚類は399t(前週比186%、前年同期比101%)、塩干加工品は479t(前週比100%、前年同期比104%)。
3月27日(金) 週末の取引、買い気はまずまず。イワシやスルメ、メジが値を下げるなど、相場全体では小幅続落。
3月28日(土) 休市前の取引、買い気は低調。サバやメジが値を下げるなど、相場全体では弱保合。
3月30日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。アジやサバ、カツオが値を上げる一方、イワシやブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
3月31日(火) 休市前だが、買い気は引き続き低調。アジやメジが値を上げる一方イワシとブリは低調など、相場全体では小動き。
4月2日(木) 休市明けの取引だが、買い気は今一つ、イワシが反発するもアジは反落、スルメ、カツオが下落するなど、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟や島根主体に入荷。前週に比べ数量は36%減少し、価格は中型が3割弱高、中小型が約3割高。
サバ 三重や静岡主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は2.5割安。
イワシ 石川や鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少し、価格は約1割安。
スルメイカ 山口や長崎主体に入荷。前週に比べ数量は12%減少し、価格はわずかに上昇。
カツオ 鹿児島や宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は41%減少し、価格は1.5割弱高。
ムキカキ 24%減少し、三陸産の価格は約2.5割安。
主な水産物の市況(2020年3月第5週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 29.5 | 85 | 73 | 各地 | 生 | 3,647 |
海外 | 生 | 2,374 | ||||
メバチ | 41.8 | 104 | 76 | 各地※ | 冷凍 | 909 |
アジ | 40 | 64 | 78 | 長崎 | 中 | 572 |
新潟ほか | 中小 | 486 | ||||
サバ | 36.2 | 84 | 94 | 三重ほか | − | 277 |
イワシ | 37.8 | 85 | 141 | 石川ほか | − | 264 |
スルメイカ | 19.7 | 88 | 303 | 山口ほか | − | 903 |
冷スルメイカ | 0.8 | 80 | 18 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.4 | 98 | 76 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 27.2 | 115 | 120 | 北海道 | マ | 297 |
宮城ほか | マコ | 504 | ||||
北海道 | アカ | 464 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 22 | 76 | 133 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 20.1 | 106 | 79 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 12.9 | 91 | 130 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 10.2 | 59 | 59 | 鹿児島ほか | − | 1,188 |
キンメダイ | 7.8 | 124 | 128 | 東京ほか | − | 2,030 |
ムキカキ | 7.4 | 76 | 119 | 三陸 | − | 918 |
各地 | − | 1,123 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/