初市 カツオ、スルメ、ブリ堅調

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年1月第1週(1月3日〜1月9日)の概況より。

日ごとの動き

 5日(日)が臨時開市での初市、3日(金)、4日(土)、8日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。

 1日平均取扱数量は総量1,272t(前週比89%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は581t(前週比105%、前年同期比87%)、冷凍魚類は283t(前週比86%、前年同期比108%)、塩干加工品は409t(前週比75%、前年同期比91%)。

1月5日(日) 令和2年の初市取引、買い気は順調。昨年の初市と比べ、カツオやスルメ、ブリが堅調、サバやイワシはおおむね横ばいなど、相場全体ではしっかり

1月6日(月) 年明け二日目の取引、買い気はまずまず。カツオやスルメが値を下げるなど、相場全体では小安い

1月7日(火) 休市前で青果部は休市の取引、買い気は引き続きまずまず。アジやスルメが値を下げるなど、相場全体では軟調

1月9日(木) 休市明けの取引、買い気は順調。サバやイワシ、カツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では続軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎や千葉、中小型が長崎主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は中型が約1.7倍に上昇、中小型が約3.5割高。

サバ 千葉や石川主体に入荷。前週に比べ数量は22%増加し、価格は約0.5割高。

イワシ 岩手や宮城主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少し、価格は約0.5割高。

スルメイカ 富山や長崎、青森主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は0.5割高。

カツオ 鹿児島や和歌山主体に入荷。前週に比べ数量は42%減少し、価格は約1.8倍に上昇

ムキカキ 44%増加し、三陸産の価格は1.5割高。

主な水産物の市況(2020年1月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ48.1101100各地11,335
海外3,406
メバチ486590各地※冷凍1,034
アジ25.38477長崎ほか851
長崎中小810
サバ33.212272千葉ほか416
イワシ16.98585岩手ほか504
スルメイカ15.597134富山ほか967
冷スルメイカ2.119150各地-
サンマ7.623892各地解凍-
カレイ7.27175北海道-
青森ほかマコ-
北海道アカ621
北海道アサバ540
ハマチ52.3138109愛媛ほか野〆918
塩サケ15.79275北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類25.611097岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ0.75824鹿児島ほか3,645
キンメダイ9.9190106東京ほか2,322
ムキカキ16.314493三陸2,126
各地1,458
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/