東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年11月第2週(11月8日〜11月14日)の概況より。
日ごとの動き
13日(水) が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,307t(前週比90%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は648t(前週比94%、前年同期比99%)、冷凍魚類は274t(前週比83%、前年同期比91%)、塩干加工品は385t(前週比89%、前年同期比102%)。
11月8日(金) 週末の取引、買い気は良好。カツオやスルメ、ブリが値を上げる一方、イワシは値を下げるなど、相場全体では小動き
11月9日(土) 休市前の取引、買い気は引き続き良好。アジやサバ、カツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では強保合
11月11日(月) 週明けの取引、買い気は低調。サバやカツオが値を下げるなど、相場全体では小安い
11月12日(火) 休市前の取引、買い気はやや上向き。カツオやスルメが値を上げる一方、サバやブリが値を下げるなど、相場全体では高安区々
11月14日(木) 休市明けの取引、買い気は今一つ。アジやメジ、サンマが値を上げる一方、イワシやスルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が鳥取や長崎、中小型は鳥取や新潟主体に入荷、前週に比べ数量は9%減少し、価格は中型が1.5割弱高、中小型が約4割安。
サバ 青森や千葉主体に入荷、前週に比べ数量は17%減少し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 北海道や千葉主体に入荷、前週に比べ数量は26%増加し、価格は0.5割安。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は10%増加し、価格はわずかに下落。
カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は43%増加し、価格は約1割安。
生サンマ 岩手や宮城主体に入荷、価格は0.5割安。
ムキカキ 35%増加し、三陸産の価格はわずかに上昇。
主な水産物の市況(2019年11月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 32.4 | 91 | 98 | 各地 | 生 | 6,281 |
海外 | 生 | 4,073 | ||||
メバチ | 67.4 | 106 | 73 | 各地※ | 冷凍 | 1,021 |
アジ | 43.4 | 91 | 75 | 鳥取ほか | 中 | 551 |
鳥取ほか | 中小 | 292 | ||||
サバ | 25.8 | 83 | 71 | 青森ほか | − | 570 |
イワシ | 23.9 | 126 | 155 | 北海道ほか | − | 328 |
スルメイカ | 6.8 | 110 | 49 | 北海道 | − | 1,158 |
冷スルメイカ | 2.1 | 28 | 22 | 各地 | − | - |
サンマ | 70.6 | 86 | 113 | 岩手ほか | 生 | 443 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.5 | 102 | 117 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 821 | ||||
北海道 | アサバ | 522 | ||||
ハマチ | 22.5 | 106 | 100 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 20 | 100 | 109 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 19.6 | 103 | 79 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 19.7 | 143 | 173 | 宮城 | − | 886 |
キンメダイ | 8.5 | 102 | 94 | 東京ほか | − | 2,462 |
ムキカキ | 11.6 | 135 | 87 | 三陸 | − | 2,480 |
各地 | − | 1,499 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/