日本フードサービス協会(JF)は2019年5月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数192、店舗数35,646店=100.1%)合計の売上高は103.1%と前年同月を上回った。客単価は上昇したが、客数は101.4%と前年同月を上回った。
麺類ファストフードは客単価をやや下げて、客数は2桁増。中華ファミリーレストランと焼肉ファミリーレストランは客単価を維持しながら客数を増やした。
その他ファストフード、その他業態、和風ファミリーレストラン、洋風ファミリーレストラン、喫茶で客数が前年同月未達だった。
その他ファストフード、その他業態は売上高も前年同月未達だった。
JFでは「5月は、GW後半の6連休から始まり、昨年と比べて休日が2日多かったこともあり、連休期間中は堅調に推移した。連休後はその反動による節約志向などで客足は鈍ったものの、引き続き、季節メニューの投入やメニュー価格の改定等により客単価が上昇、全体の売上は103.1%と33カ月連続して前年を上回った」としている。
事業社数 | 店舗数 | 売上高(前年比) | 店舗数(前年比) | 客数(前年比) | 客単価(前年比) | ||
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全体 | (N=192) | (N=35,646) | 103.1% | 100.1% | 101.4% | 101.7% | |
ファストフード | 合計 | (N=57) | (N=19,370) | 103.9% | 100.4% | 102.1% | 101.7% |
洋風 | (N=20) | (N=6,501) | 104.2% | 99.5% | 100.5% | 103.7% | |
和風 | (N=17) | (N=5,189) | 104.9% | 101.7% | 101.6% | 103.2% | |
麺類 | (N=20) | (N=3,113) | 107.2% | 102.1% | 110.3% | 97.1% | |
持ち帰り米飯/回転寿司 | (N=17) | (N=1,980) | 102.3% | 98.3% | 100.8% | 101.6% | |
その他 | (N=7) | (N=2,587) | 95.4% | 100.0% | 96.7% | 98.6% | |
ファミリーレストラン | 合計 | (N=50) | (N=9,667) | 103.4% | 100.0% | 100.9% | 102.5% |
洋風 | (N=20) | (N=4,889) | 101.9% | 99.4% | 99.4% | 102.6% | |
和風 | (N=27) | (N=1,951) | 101.0% | 98.5% | 99.2% | 101.9% | |
中華 | (N=13) | (N=1,431) | 108.4% | 102.1% | 107.0% | 101.4% | |
焼肉 | (N=16) | (N=1,396) | 106.3% | 102.0% | 104.9% | 101.4% | |
パブ/居酒屋 | 合計 | (N=31) | (N=2,317) | 100.5% | 98.7% | 101.6% | 98.9% |
パブ・ビアホール | (N=9) | (N=330) | 101.5% | 98.2% | 103.4% | 98.2% | |
居酒屋 | (N=26) | (N=1,987) | 100.2% | 98.8% | 100.9% | 99.3% | |
ディナーレストラン(計) | (N=25) | (N=991) | 100.9% | 98.2% | 100.1% | 100.8% | |
喫茶(計) | (N=13) | (N=2,040) | 102.3% | 100.8% | 99.8% | 102.6% | |
その他(計) | (N=16) | (N=1,261) | 99.0% | 99.4% | 96.8% | 102.3% |
凡例:10%以上のプラス/5%以上のプラス/前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)/5%以上のマイナス/10%以上のマイナス。
※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。
ファストフード
ファストフード全体の事業社数は57、店舗数は19,370店(100.4%)。客単価は上昇したが、客数は102.1%と前年同月を上回った。売上高は103.9%と前年同月を上回った。
洋風ファストフード(事業社数20、店舗数6,501店=99.5%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.5%と前年並み。売上高は104.2%と前年同月を上回った。
和風ファストフード(事業社数17、店舗数5,189店=101.7%)は、客単価は上昇したが、客数は101.6%と前年同月を上回った。売上高は104.9%と前年同月を上回った。
麺類ファストフード(事業社数20、店舗数3,113店=102.1%)は、客単価は下降し、客数は110.3%と2桁の大幅増。売上高は107.2%と拡大。
持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数17、店舗数1,980店=98.3%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.8%と前年並み。売上高は102.3%と前年同月を上回った。
その他ファストフード(事業社数7、店舗数2,587店=100.0%)は、客単価は下降したが、客数は96.7%と前年同月を下回った。売上高は95.4%と前年同月を下回った。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン全体の事業社数は50、店舗数は9,667店(100.0%)。客単価は上昇しながら、客数は100.9%と前年並み。売上高は103.4%と前年同月を上回った。
洋風ファミリーレストラン(事業社数20、店舗数4,889店=99.4%)は、客単価は上昇しながら、客数は99.4%とほぼ前年並み。売上高は101.9%と前年同月を上回った。
和風ファミリーレストラン(事業社数27、店舗数1,951店=98.5%)は、客単価は上昇しながら、客数は99.2%とほぼ前年並み。売上高は101.0%と前年同月を上回った。
中華ファミリーレストラン(事業社数13、店舗数1,431店=102.1%)は、客単価は上昇したが、客数は107.0%と増加。売上高は108.4%と拡大。
焼肉ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,396店=102.0%)は、客単価は上昇したが、客数は104.9%と前年同月を上回った。売上高は106.3%と拡大。
パブ・居酒屋
パブ/居酒屋全体の事業社数は31、店舗数は2,317店(98.7%)。客単価は下降し、客数は101.6%と前年同月を上回った。売上高は100.5%と前年同月をクリア。
パブ・ビアホール(事業社数9、店舗数330店=98.2%)は、客単価は下降し、客数は103.4%と前年同月を上回った。売上高は101.5%と前年同月を上回った。
居酒屋(事業社数26、店舗数1,987店=98.8%)は、客単価はやや低めの前年並みで、客数は100.9%と前年並み。売上高は100.2%と前年同月をクリア。
ディナーレストラン
ディナーレストラン全体(事業社数25、店舗数991店=98.2%)は、客単価は前年並みで、客数は100.1%と前年並み。売上高は100.9%と前年同月をクリア。
喫茶
喫茶全体(事業社数13、店舗数2,040店=100.8%)は、客単価は上昇しながら、客数は99.8%とほぼ前年並み。売上高は102.3%と前年同月を上回った。
その他の業態
その他全体(事業社数16、店舗数1,261店=99.4%)は、客単価は上昇し、客数は96.8%と前年同月を下回った。売上高は99.0%と前年同月を下回った。
●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html