東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年5月第3週(5月10日〜5月16日)の概況より。
日ごとの動き
15日(水)が休市のため5日間の営業。
1日平均取扱数量は総量1,288t(前週比112%、前年同期比94%)。このうち鮮魚類は650t(前週比114%、前年同期比95%)、冷凍魚類は216t(前週比109%、前年同期比87%)、塩干加工品は422t(前週比111%、前年同期比96%)。
5月10日(金) 週末の取引、荷動きは低調。アジが2〜3割下落、サバやブリは軟調など、相場全体では弱保合。
5月11日(土) 休市前、入荷増えたが買い気は低調。カツオが堅調、サバはしっかり、イワシやブリは強保合など、相場全体では強保合。
5月13日(月) 週明けで買い気はまずまず。イワシが上伸、スルメやアジ、メジは下落するなど、相場全体では小動き。
5月14日(火) 休市前だが買い気は低調。メジやブリが下落、サバは弱保合など、相場全体では軟調。
5月16日(木) 休市明け、買い気は順調。イワシやスルメ、ブリ、カツオが下落するなど、相場全体では続軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ98%増加し、価格は中型が5割強安、中小型が1.5割安。
サバ 三重、千葉や静岡主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は2.5割弱高。
イワシ 石川主体に入荷。数量は前週と変わらず、価格は2割強安。
スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ40%増加し、価格はわずかに下落。
カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ31%増加し、価格は3割強安。
主な水産物の市況(2019年5月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.3 | 107 | 99 | 各地 | 生 | 3,096 |
海外 | 生 | 2,882 | ||||
メバチ | 43.4 | 93 | 73 | 各地※ | 冷凍 | 1,092 |
アジ | 75.1 | 198 | 96 | 長崎 | 中 | 356 |
島根 | 中小 | 356 | ||||
サバ | 30.5 | 96 | 94 | 三重ほか | − | 255 |
イワシ | 21.8 | 100 | 55 | 石川 | − | 335 |
スルメイカ | 7 | 140 | 140 | 石川 | − | 981 |
冷スルメイカ | 5.7 | 190 | 90 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.6 | 85 | 177 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 21.4 | 214 | 107 | 北海道 | マ | 392 |
宮城ほか | マコ | 432 | ||||
北海道 | アカ | 405 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12.6 | 85 | 101 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 19.7 | 82 | 98 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 8 | 145 | 99 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 47.7 | 131 | 118 | 千葉 | − | 540 |
キンメダイ | 11.2 | 140 | 118 | 東京ほか | − | 1,944 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/