東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年4月第3週(4月12日〜4月18日)の概況より。
日ごとの動き
17日(水)が休市のため5日間の営業。
1日平均取扱数量は総量1,385t(前週比98%、前年同期比95%)。このうち鮮魚類は691t(前週比98%、前年同期比96%)、冷凍魚類は267t(前週比97%、前年同期比88%)、塩干加工品は427t(前週比98%、前年同期比98%)。
4月12日(金) 週末の取引で前日からの荷もたれから買い気振るわず。アジとイワシが反発、ブリは小幅ながら上伸、相場全体では上伸。
4月13日(土) 休市前で潤沢な入荷だが買い気は弱い。アジやサバは小安く、メジは保合、相場全体では小動き。
4月15日(月) 週明け、荷余り感から引き合いは強くない。アジ、サバ、カツオ、スルメは軒並み下落し、相場全体では下落。
4月16日(火) 休市前、入荷減り買い気は今一つ。ブリが上伸だったのに対し、アジが小幅続落、イワシは反落、相場全体では高安区々。
4月18日(木) 休市明け、引き合いは魚種によって区々。イワシやサバが下落し、カツオは小動き、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が富山、鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少し、価格は中型が1割弱高、中小型が1割強安。
サバ 鹿児島、静岡主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格はわずかに下落。
イワシ 石川主体に入荷。前週に比べ数量は27%減少し、価格は6割弱高。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は33%増加し、価格は1割弱安。
カツオ 鹿児島、宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は0.5割弱安。
ムキカキ 9%減少し、三陸産の価格はほぼ変わらず。
主な水産物の市況(2019年4月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.3 | 98 | 91 | 各地 | 生 | 9,060 |
海外 | 生 | 3,021 | ||||
メバチ | 58.7 | 98 | 63 | 各地※ | 冷凍 | 1,102 |
アジ | 68.6 | 95 | 97 | 長崎 | 中 | 432 |
富山ほか | 中小 | 454 | ||||
サバ | 37.4 | 94 | 115 | 鹿児島ほか | − | 225 |
イワシ | 23.6 | 73 | 59 | 石川 | − | 406 |
スルメイカ | 10 | 133 | 97 | 富山 | − | 998 |
冷スルメイカ | 3.9 | 126 | 115 | 各地 | − | |
サンマ | 5.1 | 94 | 138 | 各地 | 解凍 | |
カレイ | 28.7 | 97 | 178 | 北海道 | マ | |
宮城ほか | マコ | |||||
北海道 | アカ | |||||
北海道 | アサバ | |||||
ハマチ | 13.3 | 90 | 94 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 19 | 95 | 88 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 11 | 98 | 147 | 岩手ほか | 生 | |
宮城 | ぶわ | |||||
カツオ | 24.9 | 110 | 64 | 鹿児島ほか | − | 810 |
キンメダイ | 7.3 | 103 | 100 | 東京ほか | − | 2,549 |
ムキカキ | 4.3 | 91 | 119 | 三陸 | − | 986 |
各地 | − | 1,071 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/