カツオ3割増で価格は2割安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年4月第2週(4月6日〜4月12日)の概況より。

日ごとの動き

 10日(水)が休市のため5日間の営業。

 1日平均取扱数量は総量1,417t(前週比94%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は705t(前週比109%、前年同期比105%)、冷凍魚類は275t(前週比69%、前年同期比97%)、塩干加工品は436t(前週比95%、前年同期比96%)。

4月5日(金) 週後半の取引で買い気は振るわず。サバやスルメは小幅続落、カツオが下落するなど、相場全体では軟調

4月6日(土) 休市前、豊富な入荷で荷動きは低調。カツオは軟調、ブリが小甘いなど、相場全体では小動き。

4月8日(月) 週明け順調な入荷だが買い気は弱め。イワシは3~4割上伸、アジが1~3割続落、、カツオは小安くスルメは小反落など、相場全体では高安区々

4月9日(火) 休市前だが入荷は減り買い気振るわず。カツオは軟調、スルメが1割続落するなど、相場全体では小安い

4月11日(木) 休市明け潤沢な入荷で荷動きは低調。アジ、イワシは1~3割下落、カツオが堅調、サバが保合など、相場全体では高安区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が鹿児島、島根主体に入荷。前週に比べ数量は40%増加し、価格は中型が約3割安、中小型が変わらず。

サバ 三重、静岡主体に入荷。前週に比べ数量は3%増加し、価格は0.5割高。

イワシ 石川、千葉主体に入荷。前週に比べ数量は21%増加し、価格は2割弱安。

スルメイカ 富山、長崎主体に入荷。前週に比べ数量は15%増加し、価格は約0.5割高。

カツオ 千葉、宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は32%増加し、価格は2割安。

ムキカキ 数量は24%減少し、三陸産の価格は変わらず。

主な水産物の市況(2019年4月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ4099108各地7,603
海外3,230
メバチ59.911064各地※冷凍1,097
アジ72.1140155長崎400
鹿児島ほか中小518
サバ39.8103122三重ほか229
イワシ32.412176石川ほか259
スルメイカ7.511574富山ほか1,097
冷スルメイカ3.17057各地-
サンマ5.493146各地解凍-
カレイ29.6131174北海道-
宮城ほかマコ
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ14.890106愛媛ほか野〆972
塩サケ19.979109北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類11.2113132岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ22.713251千葉ほか842
キンメダイ7.111676東京ほか2,592
ムキカキ4.776112三陸990
各地1,066
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/