いちご、メロンなど増、柑橘減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年3月第3週（3月15日〜3月21日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,174t（前週比86％、前年同期比92％）。

　前週比では、いちご、アールスメロンなどが増加したが、みかん、いよかん、はっさくなどが減少したため14％の減少となった。

　前年同期比では、清見、りんごなどが増加したが、みかん、ネーブルオレンジ、いよかんなどが減少したため8％の減少となった。

　市況は、前週比、前年同期比で共に区々となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、産地の出荷も終盤に入ったため前週比42％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比39％の大幅な減少となった。引き合いは強く和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　愛媛県を中心に熊本県から入荷したが、前週比20％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。荷動きは鈍く愛媛県産の価格は弱含みとなった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は強含み、「王林」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、天候不良だが入荷に影響はなく前週比2％の増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱含み、福岡県産「あまおう」の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に千葉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、出荷は終盤に入っており前週比15％の減少となった。荷動きはよく和歌山県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2019年3月第3週）