東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年3月第1週(3月1日〜3月7日)の概況より。
日ごとの動き
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
3月1日(金) 週末の取引に入り、買い気はいくぶん上向いた。イワシが2〜3割、アジが2割、スルメイカが1割値を下げたため、相場全体では続落。
3月2日(土) 休市前で天候もよく、買い気はまずまず。カツオが1〜2割値を上げた一方で、アジが1〜2割値を下げたため、相場全体では小動き。
3月4日(月) 週明けだが、雨市で買い気は低調。イワシが2〜3割、サバも1〜3割値を下げたため、相場全体では小幅下落。
3月5日(火) 休市前で入荷が減ったため、買い気はやや好転。サバが1−4割、イワシとスルメイカも共に1割値を上げたため、相場全体では小反発。
3月7日(木) 休市明けだが、雨市で買い気は振るわなかった。アジが5〜6割値を上げたことに加え、メジも堅調だったため、相場全体ではしっかり。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟、佐賀主体に入荷。前週に比べ数量は約2倍に増加し、価格は中型が5割弱安、中小型が4.5割弱安。
サバ 静岡、三重主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は2割弱安。
イワシ 静岡主体に入荷。前週に比べ数量は33%減少し、価格は1.5割弱安。
スルメイカ 長崎、富山主体に入荷。前週に比べ数量は13%増加し、価格は0.5割強安。
カツオ 鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は1.5割強高。
ムキカキ 20%減少し、三陸産の価格は2.5割強安。
主な水産物の市況(2019年3月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 35.9 | 109 | 98 | 各地 | 生 | 4,409 |
海外 | 生 | 2,897 | ||||
メバチ | 85.8 | 167 | 157 | 各地※ | 冷凍 | 1,077 |
アジ | 57.9 | 193 | 203 | 長崎 | 中 | 432 |
新潟ほか | 中小 | 365 | ||||
サバ | 41.6 | 99 | 199 | 静岡ほか | − | 251 |
イワシ | 20.1 | 67 | 43 | 静岡 | − | 235 |
スルメイカ | 13.3 | 113 | 205 | 長崎ほか | − | 834 |
冷スルメイカ | 1.9 | 61 | 38 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.8 | 100 | 126 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 16.4 | 99 | 139 | 北海道 | マ | 378 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 21 | 79 | 77 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 20.5 | 111 | 98 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 15.9 | 85 | 137 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 16.7 | 99 | 99 | 鹿児島 | − | 583 |
キンメダイ | 7.9 | 81 | 85 | 東京ほか | − | 1,901 |
ムキカキ | 11 | 80 | 94 | 三陸 | − | 1,009 |
各地 | − | 1,159 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/