各業態が前年同月並みで推移

日本フードサービス協会（JF）は2019年1月外食産業市場動向調査を発表した。全体（事業社数199、店舗数36,659店=100.3％）合計の売上高は101.4％と前年同月を上回った。客単価は前年並みで、客数は100.6％と前年並み。

　ほとんどの業態で客単価と客数が前年と同様で、売上高も前年同月並みで推移した。

　持ち帰り米飯／回転寿司、洋風ファミリーレストラン、和風ファミリーレストランで前年同月未達となったがほぼ前年並みのレベル。

　JFでは「1月は、一部で年始休業などの店もあったが、昨年のような大雪の影響もなく、暖冬傾向で、天候にも恵まれたため、多くの業態で客足は比較的堅調、全体の売上は101.4％と29カ月連続して前年を上回った」としている。

外食産業市場動向調査2019年1月度全店データ
		事業社数	店舗数	売上高（前年比）	店舗数（前年比）	客数（前年比）	客単価（前年比）
全体		(N=199)	(N=36,659)	101.4％	100.3％	100.6％	100.8％
ファストフード	合計	(N=57)	(N=20,219)	101.7％	100.3％	100.9％	100.8％
	洋風	(N=17)	(N=6,418)	102.3％	99.9％	102.5％	99.8％
	和風	(N=16)	(N=5,154)	102.0％	101.5％	100.3％	101.7％
	麺類	(N=23)	(N=3,453)	101.7％	102.3％	99.5％	102.2％
	持ち帰り米飯／回転寿司	(N=17)	(N=2,591)	99.2％	97.0％	98.3％	100.9％
	その他	(N=8)	(N=2,603)	102.6％	99.8％	101.2％	101.4％
ファミリーレストラン	合計	(N=53)	(N=9,770)	100.8％	100.2％	100.2％	100.7％
	洋風	(N=24)	(N=4,981)	99.3％	99.6％	98.9％	100.4％
	和風	(N=26)	(N=1,980)	98.8％	99.5％	97.8％	101.0％
	中華	(N=14)	(N=1,424)	106.3％	102.2％	106.3％	100.0％
	焼肉	(N=16)	(N=1,385)	103.9％	101.5％	103.6％	100.3％
パブ／居酒屋	合計	(N=32)	(N=2,296)	101.9％	100.1％	102.3％	99.6％
	パブ・ビアホール	(N=9)	(N=337)	105.2％	101.2％	104.1％	101.1％
	居酒屋	(N=27)	(N=1,959)	101.2％	99.9％	101.7％	99.5％
ディナーレストラン（計）		(N=26)	(N=1,010)	101.7％	99.1％	100.9％	100.8％
喫茶（計）		(N=14)	(N=2,063)	100.2％	100.9％	98.9％	101.3％
その他（計）		(N=17)	(N=1,301)	102.4％	101.1％	101.5％	100.9％

凡例：10％以上のプラス／5％以上のプラス／前年同月未達（四捨五入で100.0％となっているものを含む）／5％以上のマイナス／10％以上のマイナス。

※前年同月比は税抜比較で行っている。

※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ／居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。

ファストフード全体の事業社数は57、店舗数は20,219店（100.3％）。客単価は前年並みで、客数は100.9％と前年並み。売上高は101.7％と前年同月を上回った。

洋風ファストフード（事業社数17、店舗数6,418店=99.9％）は、客単価はやや低めの前年並みだが、客数は102.5％と前年同月を上回った。売上高は102.3％と前年同月を上回った。

和風ファストフード（事業社数16、店舗数5,154店=101.5％）は、客単価は上昇しながら、客数は100.3％と前年並み。売上高は102.0％と前年同月を上回った。

麺類ファストフード（事業社数23、店舗数3,453店=102.3％）は、客単価は上昇しながら、客数は99.5％とほぼ前年並み。売上高は101.7％と前年同月を上回った。

持ち帰り米飯／回転寿司ファストフード（事業社数17、店舗数2,591店=97.0％）は、客単価は前年並みながら、客数は98.3％と前年同月を下回った。売上高は99.2％と未達ながら前年同月並み。

その他ファストフード（事業社数8、店舗数2,603店=99.8％）は、客単価は上昇したが、客数は101.2％と前年同月を上回った。売上高は102.6％と前年同月を上回った。

ファミリーレストラン全体の事業社数は53、店舗数は9,770店（100.2％）。客単価は前年並みで、客数は100.2％と前年並み。売上高は100.8％と前年同月をクリア。

洋風ファミリーレストラン（事業社数24、店舗数4,981店=99.6％）は、客単価は前年並みながら、客数は98.9％と前年同月を下回った。売上高は99.3％と未達ながら前年同月並み。

和風ファミリーレストラン（事業社数26、店舗数1,980店=99.5％）は、客単価は上昇し、客数は97.8％と前年同月を下回った。売上高は98.8％と前年同月を下回った。

中華ファミリーレストラン（事業社数14、店舗数1,424店=102.2％）は、客単価は前年並みだが、客数は106.3％と増加。売上高は106.3％と拡大。

焼肉ファミリーレストラン（事業社数16、店舗数1,385店=101.5％）は、客単価は前年並みだが、客数は103.6％と前年同月を上回った。売上高は103.9％と前年同月を上回った。

パブ／居酒屋全体の事業社数は32、店舗数は2,296店（100.1％）。客単価はやや低めの前年並みだが、客数は102.3％と前年同月を上回った。売上高は101.9％と前年同月を上回った。

パブ・ビアホール（事業社数9、店舗数337店=101.2％）は、客単価は上昇したが、客数は104.1％と前年同月を上回った。売上高は105.2％と拡大。

居酒屋（事業社数27、店舗数1,959店=99.9％）は、客単価はやや低めの前年並みだが、客数は101.7％と前年同月を上回った。売上高は101.2％と前年同月を上回った。

ディナーレストラン全体（事業社数26、店舗数1,010店=99.1％）は、客単価は前年並みで、客数は100.9％と前年並み。売上高は101.7％と前年同月を上回った。

喫茶全体（事業社数14、店舗数2,063店=100.9％）は、客単価は上昇し、客数は98.9％と前年同月を下回った。売上高は100.2％と前年同月をクリア。

その他全体（事業社数17、店舗数1,301店=101.1％）は、客単価は前年並みだが、客数は101.5％と前年同月を上回った。売上高は102.4％と前年同月を上回った。