不知火は増えてネーブルは減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年2月第2週（2月8日〜2月14日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　今週の1日の平均入荷量は1,635tで、前週比では、不知火、アールスメロン、キウイなどが増加したが、ネーブルオレンジ、みかん、ポンカンなどが減少したため11％の減少となった。

　前年同期比では、ネーブルオレンジ、いちご、はっさくなどが減少したが、不知火、きんかん、ポンカンなどが増加したため8％の増加となった。

　市況は、前週比、前年同期比で共に区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県などから入荷したが、前週比29％の減少となった。静岡県産普通みかんの価格は、保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県などから入荷したが、前週比23％の減少となった。愛媛県産の価格は、保合となった。

ネーブルオレンジ　広島県を中心に入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。広島県産の価格は、弱保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。愛媛県産の価格は、保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に入荷したが、前週比12％の減少となった。和歌山県産の価格は、強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県などから入荷し、前週比38％の大幅な増加となった。産地によって屋根かけ物と露地物の販売になっているため価格に開きがあり荷動きが鈍いため、相場は下落し、熊本県産の価格は、弱保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県などから入荷し、前週比8％の増加となった。荷動きは鈍く宮崎県産の価格は、弱含みとなった。

りんご　青森県を中心に入荷し、前週比1％の微増となった。荷動きはよくなってきており、青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県、福岡県などから入荷したが、前週比8％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格は共に保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に入荷し、前週比15％の増加となった。下等級品の比率が高いが相場は高く推移している。静岡県産の価格は、強含みとなった。

キウイ　和歌山県、福岡県などから入荷し、前週比13％の増加となった。荷動きはよく和歌山県産の価格は、強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2019年2月第2週）