FFS・FR・居酒屋の復調

日本フードサービス協会（JF）は外食産業市場動向調査の2017年年間結果を発表した。

全体の合計は、客単価が前年並みに推移したが、客数はやや増。売上高も3.1％増。店舗数は前年並みとなった。

とくに売上高を伸ばしたのは、焼き肉ファミリーレストラン（107.8％）、洋風ファストフード（106.6％）、麺類ファストフード（105.4％）など。

とくに客数を伸ばしたのは、焼き肉ファミリーレストラン（107.4％）、洋風ファストフード（105.3％）、その他ファストフード（105.2％）など。

客単価はパブ・ビアホールで2.1％の低下、その他ファストフードで1.7％の低下が見られたが、他はほぼ前年並みを維持した。

JFでは「引き続き『ファストフード』（とくに洋風）の好調に加え、昨年伸び率が一服していた『ファミリーレストラン』が再び拡大（とくに焼き肉）、また、『パブレストラン/居酒屋』は下げ止まり傾向にあることで、外食全体の売上は103.1%と3年連続で前年を上回った」としている。

全体	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	103.1％	100.6％	102.2％	100.9％

ファストフードの合計は、客単価がやや上昇したが、客数は3.1％増。売上高も4.6％増。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価がやや上昇したが、客数は5.3％増と好調。売上高も6.6％増と非常に好調。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

和風は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

麺類は、客単価がやや上昇したが、客数は4.1％増。売上高も5.4％増と非常に好調。店舗数は3.7％増となった。

持ち帰り米飯／回転寿司は、客単価が3.0％上昇して、客数はやや減。売上高はやや増。店舗数はやや減少した。

その他は、客単価がやや下降して、客数は5.2％増と好調。売上高も3.4％増。店舗数は前年並みとなった。

ファストフード	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	104.6％	100.7％	103.1％	101.4％
洋風	106.6％	99.4％	105.3％	101.2％
和風	102.4％	101.8％	100.0％	102.4％
麺類	105.4％	103.7％	104.1％	101.3％
持ち帰り米飯／回転寿司	101.0％	98.6％	98.0％	103.0％
その他	103.4％	100.7％	105.2％	98.3％

ファミリーレストランの合計は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高はやや増。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高は前年並み。店舗数は前年並みとなった。

和風は、客単価が前年並みに推移して、客数はやや減。売上高もやや減。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

中華は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

焼き肉は、客単価が前年並みに推移したが、客数は7.4％増と好調。売上高も7.8％増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

ファミリーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	101.5％	100.7％	99.9％	101.6％
洋風	100.9％	100.5％	99.7％	101.2％
和風	98.9％	99.5％	98.2％	100.6％
中華	102.0％	101.3％	100.5％	101.5％
焼き肉	107.8％	102.6％	107.4％	100.3％

パブ・ビアホールは、客単価がやや下降して、客数は4.9％増。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

居酒屋は、客単価が前年並みに推移して、客数はやや減。売上高もやや減。店舗数は4.4％減少した。

パブ・居酒屋	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	99.0％	96.6％	99.7％	99.3％
パブ・ビアホール	102.7％	102.9％	104.9％	97.9％
居酒屋	98.1％	95.6％	98.0％	100.1％

ディナーレストランの合計は、客単価が前年並みに推移したが、客数は4.5％増。売上高も4.5％増。店舗数はやや増加した。

ディナーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	104.5％	101.9％	104.5％	100.0％

喫茶の合計は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

喫茶	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	102.6％	101.3％	100.7％	101.9％

その他	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	104.0％	104.6％	108.9％	95.5％