洋風FFSと焼肉FRが好調

日本フードサービス協会（JF）は2017年6月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価がやや上昇したが、客数は3.5％増。売上高も4.7％増。店舗数は前年並みとなった。

洋風ファストフードと焼き肉ファミリーレストランは売上高が2桁増で非常に好調。

パブ・ビアホールも集客が順調。

他の各業態もおおむね前年並みに推移。居酒屋も前月に続き、対前年クリアを維持した。

JFでは「6月は、梅雨時期ではあったものの、天候が比較的安定していたことから客足にプラスとなり、全体売上は104.7％と10カ月連続で前年を上回った」としている。

事業所数（n=190）、店舗数（n=34,343）
全体	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	104.7％	100.5％	103.5％	101.2％

ファストフードの合計は、客単価がやや上昇したが、客数は4.6％増。売上高も6.9％増と非常に好調。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価がやや上昇したが、客数は9.3％増と好調。売上高も11.7％増と2桁の大幅増となった。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

和風は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高はやや増。店舗数はやや増加した。

麺類は、客単価がやや上昇したが、客数は3.1％増。売上高も4.4％増。店舗数は4.3％増となった。

持ち帰り米飯／回転寿司は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高はやや増。店舗数はやや減少した。

その他は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も3.7％増。店舗数はやや増加した。

事業所数（n=50）、店舗数（n=17,495）
ファストフード	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	106.9％	100.8％	104.6％	102.2％
洋風	111.7％	99.3％	109.3％	102.2％
和風	101.8％	101.8％	99.1％	102.7％
麺類	104.4％	104.3％	103.1％	101.3％
持ち帰り米飯／回転寿司	102.2％	98.9％	99.5％	102.8％
その他	103.7％	101.0％	102.0％	101.7％

ファミリーレストランの合計は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も3.0％増。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は前年並みとなった。

和風は、客単価が前年並みに推移して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数はやや減少した。

中華は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

焼き肉は、客単価が前年並みに推移したが、客数は9.4％増と好調。売上高も10.0％増と2桁の大幅増となった。店舗数は3.0％増となった。

事業所数（n=51）、店舗数（n=9,759）
ファミリーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	103.0％	100.6％	101.0％	101.9％
洋風	102.6％	100.5％	101.0％	101.5％
和風	99.6％	99.0％	99.1％	100.5％
中華	102.5％	101.4％	100.5％	102.0％
焼き肉	110.0％	103.0％	109.4％	100.5％

パブ・ビアホールは、客単価がやや下降して、客数は8.4％増と好調。売上高も6.2％増と非常に好調。店舗数は4.4％増となった。

居酒屋は、客単価が前年並みに推移したが、客数は前年並み。売上高も前年並み。店舗数は4.4％減少した。

事業所数（n=34）、店舗数（n=2,618）
パブ・居酒屋	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	101.8％	96.7％	102.4％	99.4％
パブ・ビアホール	106.2％	104.4％	108.4％	97.9％
居酒屋	100.7％	95.6％	100.6％	100.2％

ディナーレストランの合計は、客単価がやや下降して、客数は4.8％増。売上高も3.8％増。店舗数はやや増加した。

事業所数（n=27）、店舗数（n=1,037）
ディナーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	103.8％	102.8％	104.8％	99.0％

喫茶の合計は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数は前年並みとなった。

事業所数（n=14）、店舗数（n=2,199）
喫茶	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	102.3％	100.7％	100.9％	101.4％

事業所数（n=14）、店舗数（n=1,235）
その他	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	102.9％	100.9％	109.2％	94.2％