おいしそうなどら焼きで決定

[116]ごはん映画ベスト10 2015年 邦画編

前回に引き続きの年末恒例企画。年間1,000本以上の鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選し、ベスト10として発表する。今回は邦画編である。

【選定基準】

2015年1月1日~2015年12月31日に公開(公開予定)の邦画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を加味して選定した。

※前年からの変更点……同点を少なくするため★(1.0点)に加えて☆(0.5点)を新設した。

●2015年度ごはん映画ベスト10〈邦画編〉

★=1.0点 ☆=0.5点
順位タイトルおいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1あん★★★★★★★★★★★★★★★15.0
2岸辺の旅★★★★☆★★★★★★★★★★14.5
3海街diary★★★★☆★★★★☆★★★★★14.0
4映画 深夜食堂★★★★★★★★★★★★★☆13.5
5さいはてにて やさしい香りと待ちながら★★★★☆★★★★☆★★★★13.0
6夫婦フーフー日記★★★★☆★★★★☆★★★☆12.5
7俺物語!!★★★★★★★★★★★★12.0
8はなちゃんのみそ汁★★★★☆★★★★☆★★☆11.5
9一献の系譜★★★★★★★★★★★11.0
10たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびき★★★★★★★★☆★★10.5

第10位

「たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびき」の創作スイーツ

 今年のトピックとして「ラブライブ!」のヒットに代表されるOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)を含むアニメの映画興行全体に占めるウエイトの拡大が挙げられる。毎週のように多種多様なアニメの新作が封切られ、それぞれに若年層を中心とするコアなファンがいるため興行成績が手堅く、連続物としてのシリーズ構成や週替わりの入場者特典がリピーターを誘導する。さらにメディアミックスや関連グッズの売り上げも含めると相当な商業的効果が見込めるというビジネスモデルである。

 また「心が叫びたがってるんだ」の秩父や「ガールズ&パンツァー」の大洗といった観光振興を目的とした地域とタイアップした“ご当地アニメ”のリリースも最近の傾向だ。広島県竹原市を舞台にしたTVアニメの続編となる劇場版4部作「たまゆら 卒業写真」シリーズは、この両方の要素を兼ね備えた作品と言えるだろう。

 本作は高校3年生になった写真部部長の沢渡楓(声:竹達彩奈)とその幼なじみの塙かおる(声:阿澄佳奈)、お菓子作りが好きな岡崎のりえ(声:井口裕香)、大崎下島の旅館の娘の桜田麻音(声:儀武ゆう子)の4人が卒業に向けて将来への期待を不安を抱えながら過ごす1年を描いた青春ドラマである。

 今回は兄にプライドを傷つけられスイーツ封印を宣言しながら夢をあきらめ切れないでいるのりえの背中を他の3人が「スイーツ食べ納め」と称して押してやる友情物語で、堰を切ったように次々と繰り出されるのりえの創作スイーツが見どころとなっている。

公式サイト:http://tamayura.info/

第9位

「一献の系譜」の日本酒

 南部(岩手県)、越後(新潟県)、但馬(兵庫県)と並ぶ日本4大杜氏の一つである石川県能登半島出身の能登杜氏たちが、理想の一献を醸すために技と想いを継承していく姿を追ったドキュメンタリー。2009年にユネスコの世界無形遺産に登録されたアエノコト(田の神信仰)に象徴されるこの地の先祖から受継いだ自然と共生する田畑を守るために始まった酒造りの歴史と、目に見えない菌と向き合う精巧で複雑なそのプロセスを、現在の吟醸酒の礎を築いた「能登杜氏四天王」を中心に紐解いていく。

公式サイト:http://ikkon-movie.com

第8位

「はなちゃんのみそ汁」の味噌汁

 乳がんによって33歳の若さで夫と幼い娘を残して亡くなった女性のブログを基にしたエッセーを原作としたヒューマンドラマ。苦しい闘病生活の中で藁をもすがる思いで試した民間療法で薦められた玄米と味噌汁の粗食と一時的に症状が好転したことの因果関係は明らかではないが、認知症の母と息子の絆を描いた「ペコロスの母に会いに行く」(2013)の脚本を担当し今回が初監督となる阿久根知昭は、闘病生活のハウツーよりも死を意識した母が娘に味噌汁作りを通して「しっかり食べて、しっかり生きる」ことを伝える家族の約束の物語に仕立てている。

公式サイト:http://hanamiso.com

第7位

「俺物語!!」の豚味噌おにぎり

 河原和音原作、アルコ作画による「別冊マーガレット」連載の漫画の映画化。いかつい容貌と怪力で男子には慕われながらも女子には全くモテない剛田猛男(鈴木亮平)が、ナンパされそうになった大和凛子(永野芽郁)を助けたことから恋が芽生えるという「美女と野獣」的ストーリーである。

 凛子が「男は胃袋でつかむ」が如くチーズケーキからザッハトルテ、チョココロネと猛男に差し入れの猛アタックをかけた末に彼の母ゆり子(鈴木砂羽)から聞き出した猛男の大好物の豚味噌おにぎりでとどめを刺す、若さゆえの暴走ぶりが楽しめる。

 猛男役の鈴木亮平はTVドラマ「天皇の料理番」で20kg減量しながら本作では30kg体重を増やすというロバート・デ・ニーロさながらの役作りをしたとのことで、その肉体改造のメニューも気になるところである。

公式サイト:http://ore-movie.jp/

第6位

「夫婦フーフー日記」のハンバーガー

 結婚直後に妻の妊娠と大腸がんの発覚が立て続けに起こった夫婦の闘病ブログから生まれた「がんフーフー日記」(小学館刊)の映画化。設定は「はなちゃんのみそ汁」に似ているが、「婚前特急」(2011)でエルンスト・ルビッチ風のソフィスティケイテッド・コメディを現代日本に移植して見せた前田弘二監督は、今回も1940年代ハリウッドの天国・幽霊もののように、ダンナ(佐々木蔵之介)の幻影であるヨメ(永作博美)の黄泉がえりをコメディタッチで見せる。そして2人の出会いの時にヨメがうまそうにかぶりついていたハンバーガーが、自由奔放な彼女のイメージとして繰り返しダンナの目の前に現れるのである。

公式サイト:http://fu-fu-nikki.com/

第5位

「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」のヨダカ珈琲

「一献の系譜」と同じ石川県能登半島を舞台に「夫婦フーフー日記」の永作博美が珈琲店主を演じ、台湾出身のチアン・ショウチョンが監督したヒューマンドラマ。奥能登の珠洲市の岬に建つ舟小屋に、幼い頃に別れたまま漁に出て行方不明になった父親の面影を求めてふらりと現れた岬(永作)が、舟小屋を改装して「ヨダカ珈琲」を開き、金沢の夜の仕事で育児放棄寸前のシングルマザーの絵里子(佐々木希)の子供たちと交流を深めていく。

 最初は岬に反感を持っていた絵里子がある事件の後、本格的な焙煎機FUJI ROYALでローストされた特別な1杯を彼女と2人で飲みながら、ゆっくり流れる時間の中で打ち解けていく演出が見事である。

公式サイト:http://www.saihatenite.com

第4位

「映画 深夜食堂」のたこさんウィンナー

 本連載第94回参照。安倍夜郎の漫画(小学館「ビックコミックオリジナル」連載)を原作に、2009年からTVドラマとして放映されているシリーズの劇場版である。

 新宿歌舞伎町のはずれにある「めしや」を舞台に「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」の3つのストーリーで構成されるが、いちばんおいしそうだったのは常連客でヤクザの竜(松重豊)のお気に入りである「たこさんウインナー」であった。豚汁定食に酒類は3杯までというシンプルなメニューながら、できるものなら何でも作るというマスター(小林薫)のわけありな雰囲気もよい。

公式サイト:http://www.meshiya-movie.com/

第3位

「海街diary」の梅酒としらす

 マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生原作(小学館「月刊フラワーズ」連載)の映画化で、今年の第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されたことでも話題になった。「若草物語」 (角川文庫)「細雪」のような美しい四姉妹という伝統的とも言える設定と、是枝裕和監督の演出のツボである即興性が両立した作品である。

 父親が離婚と再婚を繰り返した挙句複雑な状況に陥った鎌倉の旧家にあって庭の梅の木から採れる梅を使った梅酒だけが祖母の代からの不変のものであり、家族の絆の象徴となっている。3人の姉(綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆)に引き取られた腹違いの四女すず(広瀬すず)が、地元特産の生しらすごはんやしらすトーストを振舞われながら、かつて父と食べたことを言い出せない微妙な心境の描写も印象的である。

公式サイト:http://umimachi.gaga.ne.jp/

第2位

「岸辺の旅」のしらたま

 本連載第112回参照。湯本香樹実の小説の映画化(文春文庫刊)で、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で黒沢清監督が日本人として初めて監督賞を受賞した作品である。

 妻(深津絵里)の前に行方不明のまま死んだ夫(浅野忠信)の幽霊が、彼女が作るしらたまを契機に現れるシチュエーションは「夫婦フーフー日記」に似ているが、こちらは数多くのホラーを手がけた黒沢監督らしく、怪談的なエピソードを織り交ぜながら夫婦の永遠の別れとなる旅を描いている。

公式サイト:http://kishibenotabi.com/

第1位

「あん」のどら焼き

映画「あん」より。どら焼きを作る徳江(樹木希林)
映画「あん」より。どら焼きを作る徳江(樹木希林)

 本連載第102回参照。ドリアン助川の小説(ポプラ社刊)を原作にした河瀨直美監督作品で、本作も第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でオープニング上映された。奇しくもカンヌ絡みの作品がベスト3に並んだが、順位を分けたのは単純に樹木希林演じる元ハンセン病患者の徳江が作るどら焼きがいちばんおいしそうだったから。

 アート系と認識されていた河瀬監督が樹木をはじめ永瀬正敏や市原悦子といったプロの俳優を得て、万人に受け入れられる感動作に仕上げている。

公式サイト:http://an-movie.com/

印象に残った“裏ベスト8”

 今年の日本映画はこの他にも

  • 「千年の一滴 だし しょうゆ」の懐石料理(本連載第91回
  • 「リトル・フォレスト 冬・春」の四季折々の味覚(本連載第95回
  • 「エイプリルフールズ」の芋けんぴ(本連載第99回
  • 「種まく旅人 くにうみのの郷」のおにぎり(本連載第104回
  • 「海のふた」のかき氷(本連載第107回
  • 「和食ドリーム」のSUSHI(本連載第108回
  • 「NORIN TEN 稲塚権次郎物語」のコメとムギ(本連載第110回
  • 「起終点駅 ターミナル」のザンギ(本連載第114回

など、飲食物が重要な役割を果たす作品が例年にもまして多く、選定には苦労した。連載でカバーしきれなかった作品を優先したので、これらの作品もベスト10に決してひけを取るものではないことを申し添えておく。

【あん】

公式サイト
http://an-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本、フランス、ドイツ
製作年:2015年
公開年月日:2015年5月30日
上映時間:113分
製作会社:映画『あん』製作委員会
配給:エレファントハウス
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:河瀨直美
原作:ドリアン助川:(「あん」(ポプラ社刊))
プロデューサー:福嶋更一郎、大山義人、マサ・サワダ
企画・制作:組画
共同制作:COMME DES CINEMAS
撮影:穐山茂樹
美術:部谷京子
主題歌:秦基博:(「水彩の月」(AUGUSTA RECORDS / Ariola Japan))
録音:森英司
照明:太田康裕
衣裳:小林身和子
宣伝プロデューサー:米満一正
音編集:ロマン・ディムニ
サウンドデザイナー:オリヴィエ・ゴワナール
キャスト
徳江:樹木希林
千太郎:永瀬正敏
桂子:市原悦子
ワカナ:内田伽羅
どら春のオーナー:浅田美代子
ワカナの母:水野美紀
陽平:太賀
若人:兼松若人

【岸辺の旅】

公式サイト
http://kishibenotabi.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本 フランス
製作年:2015年
公開年月日:2015年10月1日
上映時間:128分
製作会社:「岸辺の旅」製作委員会
配給:ショウゲート
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:黒沢清
脚本:宇治田隆史、黒沢清
原作:湯本香樹実:(「岸辺の旅」(文春文庫刊))
エグゼクティブプロデューサー:遠藤日登思、青木竹彦
企画協力:文藝春秋
製作:畠中達郎、和崎信哉、百武弘二、水口昌彦、山本浩、佐々木史朗
共同製作:COMME DES CINÉMAS
プロデューサー:松田広子、押田興将
撮影:芦澤明子
美術:安宅紀史
音楽:大友良英、江藤直子
音楽プロデューサー:佐々木次郎
録音:松本昇和
音響効果:伊藤瑞樹
照明:永田英則、飯村浩史
編集:今井剛
衣裳デザイン:小川久美子
ヘアメイク:細川昌子
助監督:菊地健雄
スクリプター:柳沼由加里
VFXスーパーバイザー:浅野秀二
ゼネラルプロデューサー:原田知明、小西真人
コープロデューサー:松本整、マサ・サワダ
V.E:鏡原圭吾
制作担当:芳野峻大
キャスト
薮内瑞希:深津絵里
薮内優介:浅野忠信
島影:小松政夫
フジエ:村岡希美
星谷薫:奥貫薫
タカシ:赤堀雅秋
松崎朋子:蒼井優
瑞希の父:首藤康之
星谷:柄本明

【海街diary】

公式サイト
http://umimachi.gaga.ne.jp/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年6月13日
上映時間:126分
製作会社:「海街diary」製作委員会
配給:東宝=ギャガ
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督・脚本:是枝裕和
原作:吉田秋生:(「海街diary」(小学館「月刊フラワーズ」連載))
撮影監督:瀧本幹也
音楽:菅野よう子
音楽プロデューサー:茂木英興
制作プロダクション:FILM
キャスト
香田幸:綾瀬はるか
香田佳乃:長澤まさみ
香田千佳:夏帆
浅野すず:広瀬すず
坂下美海:加瀬亮
井上泰之:鈴木亮平
浜田三蔵:池田貴志
藤井朋章:坂口健太郎
尾崎風太:前田旺志郎
高野日出子:キムラ緑子
菊池史代:樹木希林
二ノ宮さち子:風吹ジュン
福田仙一:リリー・フランキー
椎名和也:堤真一
佐々木都:大竹しのぶ

【映画 深夜食堂】

公式サイト
http://www.meshiya-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年1月31日
上映時間:119分
製作会社:映画「深夜食堂」製作委員会(アミューズ、小学館、東映、木下グループ、ギークピクチュアズ、MBS、RKB)
制作プロダクション:アミューズ映像製作部、ギークサイド
配給:東映
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:松岡錠司
原作:安倍夜郎:(「深夜食堂」(小学館刊「ビックコミックオリジナル」連載中))
脚本:真辺克彦、小嶋健作、松岡錠司
撮影:大塚亮
美術:原田満生
照明:木村明生
フードスタイリスト:飯島奈美
キャスト
マスター:小林薫
小寿々:綾田俊樹
忠さん:不破万作
竜:松重豊
マリリン:安藤玉恵
ゲン:山中崇
小道:宇野祥平
野口:光石研
小暮:オダギリジョー
川島たまこ:高岡早紀
西田はじめ:柄本時生
栗山みちる:多部未華子
塙千恵子:余貴美子
大石謙三:筒井道隆
杉田あけみ:菊池亜希子
塚口街子:田中裕子
ミキ:須藤理彩
金本:金子清文
ルミ:小林麻子
カナ:吉本菜穂子
八郎:中山祐一朗
足立サヤ:平田薫
夏木いずみ:篠原ゆき子
長谷川タダオ:渋川清彦
かすみ:谷村美月

【さいはてにて やさしい香りと待ちながら】

公式サイト
http://www.saihatenite.com
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:’2014
公開年月日:2015年2月28日
上映時間:118分
製作会社:「さいはてにて」製作委員会(珠洲市=東映=木下グループ=北國新聞社=ブロードマックス=有得電影有限公司=東映ビデオ=講談社=DOKI=ESTERTAISMENT=北陸放送=北陸朝日放送=テレビ金沢)
配給:東映
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
メディアタイプ:ビデオ 他
上映フォーマット:デジタル
スタッフ
監督:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
脚本:柿木奈子
製作:遠藤茂行、木下直哉、高澤基、大崎正人、羅綸有、間宮登良松、出樋一親、JAY DO、京村英二、古田栄昭、黒河内豊、笹原忠義
プロデューサー:大久保忠幸、渡辺和昌
撮影監督:真間段九朗
美術:金勝浩一
装飾:鈴村高正
音楽:かみむら周平
音楽プロデューサー:津島玄一
録音:山田幸治
音響効果:柴崎憲治
照明:田中利夫
編集:渡辺直樹
衣裳:宮本茉莉、江頭三絵
ヘアメイク:小出みさ
アソシエイト・プロデューサー:柳迫成彦
製作担当:三上慎一
助監督:山内健嗣
宣伝プロデューサー:磯部武志
協力プロデューサー:菊池淳夫
キャスト
吉田岬:永作博美
山崎絵里子:佐々木希
山崎有沙:桜田ひより
山崎翔太:保田盛凱清
城山恵:臼田あさ美
弁護士:イッセー尾形
岬の父:村上淳
絵里子の交際相手:永瀬正敏
山崎由希子:浅田美代子

【夫婦フーフー日記】

公式サイト
http://fu-fu-nikki.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年5月30日
上映時間:95分
製作会社:「夫婦フーフー日記」(ショウゲート=テレビ大阪=エイベックス・ピクチャーズ=小学館=A-Sketch=ぴあ=ケイファクトリー=BS朝日=GYAO=ダブ)
配給:ショウゲート
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:前田弘二
脚本:林民夫
原作:川崎フーフ:(「がんフーフー日記」(小学館刊))
プロデュース:松本整、宇田川寧
企画:松本整、宇田川寧
プロデューサー:大畑利久、森川健一、田中洋行
撮影:伊藤寛
美術:林千奈
装飾:斉藤暁生
音楽:きだしゅんすけ
主題曲/主題歌:LAMP IN TERREN:(「ボイド」(A-Sketch))
録音:西條博介
音響効果:大塚智子
照明:山本浩資
編集:佐藤崇
衣裳デザイン:馬場恭子
ヘアメイク:内城千栄子
キャスティング:田端利江
ライン・プロデューサー:樋口慎祐
助監督:山本透
スクリプター:村松愛香
VFXスーパーバイザー:進威志
制作担当:齋藤大輔
キャスト
ダンナ/清水浩太:佐々木蔵之介
ヨメ/清水優子:永作博美
エリ:佐藤仁美
ギテー(ヨメの弟):高橋周平
ギフ(ヨメの父):並樹史朗
ギボ(ヨメの母):梅沢昌代
ダンナの父:大石吾朗
ダンナの母:吉本選江
佐藤(ダンナとヨメの友人):宇野祥平
山下(職場の上司):小市慢太郎
KZO:杉本哲太

【俺物語!!】

公式サイト
http://ore-movie.jp/
作品基本データ
ジャンル:コメディ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年10月31日
上映時間:105分
製作会社:映画「俺物語!!」製作委員会
配給:東宝
カラー/サイズ:カラー/ビスタ
スタッフ
監督:河合勇人
脚本:野木亜紀子
原作:河合和音
原作 作画:アルコ
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
プロデュース:佐藤貴博
企画:佐藤貴博
製作:中山良夫
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
プロデューサー:田中正、山本章、佐藤譲
撮影:足立真仁
美術:古積弘二
装飾:熊谷昇悟
音楽:岩崎太整
録音:日下部雅也
照明:市川徳充
編集:瀧田隆一
衣裳:遠藤良樹
ヘアメイク:本田真理子、宮内三千代
VE:佐藤隆彦
キャスティング:杉野剛
アシスタントプロデューサー:西尾沙織
製作担当:星野友紀
助監督:木ノ本豪
スクリプター:増田千尋
VFXスーパーバイザー:高橋直太郎
キャスト
剛田猛男:鈴木亮平
大和凛子:永野芽郁
砂川誠:坂口健太郎
剛田豊:寺脇康文
剛田ゆり子:鈴木砂羽

【はなちゃんのみそ汁】

公式サイト
http://hanamiso.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年12月19日
上映時間:118分
製作会社:「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ
配給:東京テアトル
レイティング:一般映画
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
メディアタイプ:ビデオ 他
音声:5.1ch
上映フォーマット:デジタル
スタッフ
監督・脚本:阿久根知昭
原作:安武信吾・千恵 ・はな
企画:村岡克彦
プロデューサー:坂本和隆、堀尾星矢、桑原啓子
撮影:寺田緑郎
美術:丸尾知行
装飾:石橋序佳
主題歌:一青窈:(「満点星」(ユニバーサル ミュージック/EMI Records ))
録音:本田孜
照明:鈴木康介
編集:瀧田隆一
スタイリスト:望月恵
ヘアメイク:倉田明美
キャスティング:今井勉
アシスタントプロデューサー:和田大輔
監督補:横山浩之
助監督:片山慎三
制作担当:吉田信一郎
キャスト
安武千恵:広末涼子
安武信吾:滝藤賢一
松永志保:一青窈
吉村奈津子:紺野まひる
片桐医師:原田貴和子
吉田由布子:春風ひとみ
吉田由季:遼河はるひ
安武はな:赤松えみな
松永和則:平泉成
松永喜美子:木村理恵
安武信義:北見敏之
安武美登里:高畑淳子
加山医師:鶴見辰吾
松尾陽一:赤井英和
伊藤清十:古谷一行

【一献の系譜】

公式サイト
http://ikkon-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ドキュメンタリー
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年9月26日
上映時間:103分
製作会社:グリクリエイツ株式会社 映画一献の系譜製作上映委員会
配給:グリクリエイツ
レイティング:一般映画
アスペクト比
カラー/モノクロ:カラー
メディアタイプ:ビデオ 他
音声
上映フォーマット:HD
スタッフ
監督:石井かほり
企画:徳力暁
プロデューサー:石井かほり
撮影:田宮武彦
音楽:谷川賢作
録音:大塚学
編集:政成和慶
題字/タイトル:堀本虹馬
B班撮影:河戸浩一郎
C班撮影:西村博光
カラーリスト:陸慧安
宣伝プロデューサー:神山明
キャスト
三盃幸一
農口尚彦
波瀬正吉
中三郎
天保正一
中倉恒政
坂口幸夫
家修
岡田謙治
白藤喜一
白藤暁子
ナレーション:篠原ともえ

【たまゆら 卒業写真 第2部 響 ひびき】

公式サイト
http://tamayura.info/
作品基本データ
ジャンル:アニメ
製作国:日本
製作年:2015年
公開年月日:2015年8月29日
上映時間:52分
製作会社:たまゆら~卒業写真~製作委員会
配給:松竹メディア事業部
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督・原案・シリーズ構成:佐藤順一
脚本:平見瞠、山田由香
制作:TYOアニメーションズ
キャラクターデザイン:飯塚晴子
総作画監督:飯塚晴子
撮影監督:和田尚之
美術監督:田尻健一
音楽:中島ノブユキ
音楽制作:フライングドッグ
主題歌:坂本真綾:(「これから」作詞・作曲・歌)
色彩設計:川上善美
キャスト(声)
沢渡楓:竹達彩奈
塙かおる:阿澄佳奈
岡崎のりえ:井口裕香
桜田麻音:儀武ゆう子
三谷かなえ:茅野愛衣
三次ちひろ:寿美菜子
ともちゃん:東山奈央
進藤巧美:内田彩
前川すずね:飯塚麻結
塙さよみ:大原さやか
ももねこ:福井裕佳梨
篠田こまち:広橋涼
堂郷和太郎:間島淳司
下上山むつこ:西村ちなみ
沢渡珠恵:緒方恵美
楓の祖母:松尾佳子
マエストロ:中田譲治

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。