2013年11月・居酒屋が20カ月連続前年割れ

日本フードサービス協会(JF)は2013年11月外食産業市場動向調査を発表した。

全体は、客単価がやや上昇し、客数はやや減、売上高はやや増加となった。

とくに、焼き肉、和風ファミリーレストラン、麺類ファストフードが好調。一方居酒屋の不調は継続した。

事業所数(n=208)、店舗数(n=31,720)
全体 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 101.6% 101.0% 98.8% 102.8%

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価が2.5%上昇し、客数は3.5%減、売上高は1.1%減となった。

洋風は客数が11.0%と2桁減、売上高が6.3%減の苦戦。客単価が5.3%上昇した。

和風は、客単価が2.4%低下し、客数は6.9%増、売上高は4.3%増となった。

麺類は、客単価が1.0%上昇、客数が8.1%増、売上高は9.1%増と好調に推移した。

持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価は前年並み、客数が1.5%増、売上高は1.7%増となった。

事業所数(n=57)、店舗数(n=16,368)
ファストフード 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 98.9% 100.9% 96.5% 102.5%
洋風 93.7% 98.8% 89.0% 105.3%
和風 104.3% 100.9% 106.9% 97.6%
麺類 109.1% 107.7% 108.1% 101.0%
持ち帰り米飯/回転寿司 101.7% 97.4% 101.5% 100.2%
その他 106.9% 102.9% 107.4% 99.5%

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価が2.1%上昇、客数が4.3%増、売上高は6.4%増となった。

洋風は、客単価が1.0%上昇、客数が3.5%増、売上高は4.5%増。

和風は、客単価が3.3%上昇、客数が5.0%増、売上高は8.5%増と好調に推移した。

中華は、客単価は前年並みで、客数が4.0%増、売上高は3.7%増となった。

焼き肉は、客単価が1.8%上昇、客数が14.3%増、売上高は16.3%増と非常に好調に推移した。

事業所数(n=57)、店舗数(n=10,330)
ファミリーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 106.4% 101.7% 104.3% 102.1%
洋風 104.5% 101.0% 103.5% 101.0%
和風 108.5% 102.7% 105.0% 103.3%
中華 103.7% 103.4% 104.0% 99.7%
焼き肉 116.3% 100.8% 114.3% 101.8%

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が1.2%低下し、客数は7.3%増、売上高は6.0%増と好調に推移した。

居酒屋は、客単価が1.2%低下、客数が3.0%減、売上高は4.1%減。居酒屋の売上高は、2012年4月以来20カ月連続前年割れとなった。

事業所数(n=30)、店舗数(n=2,114)
パブ・居酒屋 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 97.4% 99.6% 99.0% 98.4%
パブ・ビアホール 106.0% 101.0% 107.3% 98.8%
居酒屋 95.9% 99.4% 97.0% 98.8%

ディナーレストラン

ディナーレストランの合計は、客単価が1.4%上昇、客数が4.1%増、売上高は5.5%増となった。

事業所数(n=30)、店舗数(n=507)
ディナーレストラン 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 105.5% 101.8% 104.1% 101.4%

喫茶

喫茶の合計は、客単価が1.9%上昇、客数が1.5%減、売上高は前年並みだった。

事業所数(n=14)、店舗数(n=1,926)
喫茶 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 100.3% 99.4% 98.5% 101.9%

その他

事業所数(n=20)、店舗数(n=475)
その他 売上高 店舗数 客数 客単価
合計 105.8% 99.4% 104.8% 101.0%

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/