カツオ増。木曜は2〜3割続落

2025年4月第3週(2025年4月18日〜2025年4月24日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年4月第3週(2025年4月18日〜2025年4月24日)の概況より。
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の増加。前年同期は2024年4月19日〜2024年4月25日。
1日平均取扱数量は総量1,082t(103%、99%)。このうち鮮魚類は581t(前週比112%、前年同期比97%)、冷凍魚類は255t(前週比97%、前年同期比109%)、塩干加工品は246t(前週比91%、前年同期比93%)。

日ごとの動き

4月18日(金)週末の取引、買い気は上向き。カツオは5〜6割反発、サバは1〜2割上伸、アジは堅調、イワシは2〜3割下落、ブリは弱保合だった。相場全体では区々。

4月19日(土)休市前の取引、好天で買い気は良好、売れ行きはおおむね順調だった。カツオは急反落、ブリは小幅下落、イワシは小幅続落、サバは弱保合、アジは底堅い値動きだった。相場全体では小幅下落。

4月21日(月)週明けの取引、入荷は増えたものの、買い気はまずまず。ブリは1〜2割続落、サバは1〜2割下落、アジは軟調、カツオは小甘い、スルメは堅調、イワシは小動きとなった。相場全体では軟調。

4月22日(火)休市前の取引、買い気は振るわなかった。カツオは1割下落、サバとブリはともに弱保合、スルメは1〜2割上伸、アジは小動きだった。相場全体では小甘い。

4月24日(木)休市明けの取引、入荷増で買い気は低調。カツオは2〜3割続落、スルメは2〜3割反落、アジは2割下落、イワシは弱保合、ブリは強保合、サバは保合った。相場全体では下落。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と佐賀、中小型が神奈川主体に入荷。前週に比べ数量は23%増加、価格は中型が2割弱高、中小型が4.5割弱高。

サバ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は32%増加、価格は0.5割高。

イワシ 石川と鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は7%増加、価格は1割安。

スルメイカ 長崎主体に入荷。前週に比べ数量は21%減少、価格は0.5割高。

カツオ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は49%増加、価格は1割弱高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年4月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ49.573130各地12,4204,3231,62010466
海外7,0204,1313,4568881
メバチ47.274100各地※冷凍2,9161,0407249898
アジ43.412378長崎ほか2,160756540119140
神奈川中小1,620724378144118
サバ31.9132105千葉864464324105130
イワシ28.7107103石川ほか1,08036316290120
スルメイカ2.77942長崎1,9441,4761,080105102
冷スルメイカ2.6186153各地2,3762,160
サンマ1.091111各地解凍972756
カレイ16.76896北海道648486324127119
青森ほかマコ648540432100125
北海道アカ648518432117114
北海道アサバ54038932410577
ハマチ8.79473愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100157
塩サケ14.99875北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類5.07182青森ほか864324
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ25.314977千葉3,0241,188432108149
キンメダイ8.613281千葉ほか9,7202,1601,404101127

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week