木曜入荷減り買い気はまずまず

2025年4月第2週(2025年4月11日〜2025年4月17日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年4月第2週(2025年4月11日〜2025年4月17日)の概況より。
16日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱前週に比べ数量は7%の減少。前年同期は2024年4月12日〜2024年4月18日。
1日平均取扱数量は総量1,054t(96%、90%)。このうち鮮魚類は521t(前週比93%、前年同期比83%)、冷凍魚類は262t(前週比90%、前年同期比99%)、塩干加工品は271t(前週比111%、前年同期比94%)。

日ごとの動き

4月11日(金)週末の取引、買い気は振るわなかった。カツオは堅調、スルメは強保合、ブリは小安い、イワシは小動き、アジとサバはともに保合った。相場全体では小動き。

4月12日(土)休市前の取引、買い気はやや上向いた。アジは1〜2割下落、イワシとスルメはともに軟調、カツオは弱保合、サバは強保合、ブリは保合った。相場全体では軟調。

4月14日(月)週明けの取引、入荷増で買い気は振るわなかった。スルメは1割上伸、アジは堅調、イワシとカツオはともに強保合、サバとブリはともに保合った。相場全体では堅調。

4月15日(火)休市前の取引、入荷も減り、買い気は幾分上向いた。サバとブリはともに1〜2割上伸、カツオとイワシはともに堅調、アジとスルメはともに軟調となった。相場全体では小高い。

4月17日(木)休市明けの取引、入荷は減ったことで、買い気はまずまず。相場はアジが1〜2割上伸、スルメとイワシはともに堅調、カツオは1割下落、サバは区々。相場全体では堅調。

品目別の動き

アジ 中型が佐賀、中小型が神奈川主体に入荷。前週に比べ数量は12%減少、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が1割強高。

サバ 千葉と鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は9%減少、価格は0.5割強安。

イワシ 石川主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少、価格は1.5割強高。

スルメイカ 長崎と富山主体に入荷。前週に比べ数量は39%減少、価格は1割弱高。

カツオ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少、価格は0.5割強高。

ムキカキ 8%減少。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年4月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ67.693171各地10,8004,1712,16010265
海外8,1004,6853,240106108
メバチ63.6100125各地※冷凍3,0241,0617248399
アジ35.48860佐賀1,296637432100123
神奈川中小75650432411267
サバ24.29198千葉ほか75644332493111
イワシ26.99593石川864402162116128
スルメイカ3.46153長崎ほか1,8361,4041,080108115
冷スルメイカ1.447140各地2,3762,160
サンマ1.192110各地解凍972648
カレイ24.5118126北海道64838221610188
青森ほかマコ5407497
北海道アカ5404433249195
北海道アサバ43237032410175
ハマチ9.39274愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100157
塩サケ15.211670北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類7.093103青森ほか972216
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ17.09751千葉1,8361,102648106150
キンメダイ6.58164千葉ほか8,6402,1331,29698125
ムキカキ4.89298三陸2,7001,080
各地1,9441,080

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week