
日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年2月度を発表した。全店売上高は8874億6200万円(前年同月比99.3%)だった。既存店売上高は8521億9400万円(前年同月比99.0%)、既存店客数11億4982万3000人(同97.8%)、既存店客単価741.2円(同101.3%)だった。
JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。
今月は前年が閏年だった影響により、全店・既存店ともに売上高が前年を下回る結果となった。
なお、閏年の影響を除くと売上高は前年を上回っており、気温の低下により麺類、カウンターコーヒー、ホット飲料が好調だったことに加え、おにぎり、揚げ物、菓子も好調だった。
店舗売上高
全店売上高は8874億6200万円。前年同月比63億2600万円減(−0.7%)。前月比632億3500万円減(−6.7%)。既存店売上高は8521億9400万円。前年同月比83億1900万円減(−1.0%)。前月比610億8600万円減(−6.7%)。
全店・既存店はともに2カ月ぶりのマイナス。
来店客数
全店客数は12億0730万2000人。前年同月比1981万8000人減(−1.6%)。前月比7008万2000人減(−5.5%)。既存店客数は11億4982万3000人。前年同月比2645万1000人減(−2.2%)。前月比6731万7000人減(−5.5%)。
全店・既存店はともに5カ月ぶりのマイナス。
平均客単価
全店客単価は735.1円。前年同月比6.7円上昇(+0.9%)。前月比9.2円低下(−1.2%)。既存店客単価は741.2円。前年同月比9.6円上昇(+1.3%)。前月比9.1円低下(−1.2%)。
全店・既存店はともに2カ月連続のプラス。
商品構成比および前年増減比
- 日配食品
- 構成比35.8%(前月34.9%)/前年比98.3%。
- カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
- 加工食品
- 構成比27.5%(前月27.4%)/前年比101.0%。
- 菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
- 非食品
- 構成比31.5%(前月32.3%)/前年比97.8%。
- たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
- サービス
- 構成比5.2%(前月5.4%)/前年比101.8%。
- プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等
※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。
店舗数
店舗数は55,850店。前年同月比193店増(+0.3%)。前月比118店増(+0.2%)。
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
- https://www.jfa-fc.or.jp/
- 調査対象
- JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン