アジ、サバ、スルメ増。カキ減

2025年3月第1週(2025年2月28日〜2025年3月6日)

アジ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年3月第1週(2025年2月28日〜2025年3月6日)の概況より。
5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱前週に比べ数量は7%の増加。は2024年3月1日〜2024年3月7日。
1日平均取扱数量は総量1,016t(115%、89%)。このうち鮮魚類は487t(前週比107%、前年同期比91%)、冷凍魚類は278t(前週比145%、前年同期比89%)、塩干加工品は251t(前週比105%、前年同期比85%)。

日ごとの動き

2月28日(金)週末の取引、月末市で買い気は低調。イワシとカツオとサバはともに堅調、アジは1〜3割続落、スルメは小安い取引となった。相場全体では区々。

3月1日(土)休市前の取引、月替わりで買い気は上向き。カツオは続堅調、スルメとブリはともに堅調、イワシは1〜2割下落、アジは弱保合、サバは保合にとどまった。相場全体では小動き。

3月3日(月)週明けの取引、雨市で買い気は伸び悩んだ。アジは1〜2割下落、ブリは小安い、カツオは軟調、スルメは続堅調、サバとイワシはともに保合。相場全体では小安い。

3月4日(火)休市前の取引、夕方からの降雪予報などもあって、買い気は振るわなかった。イワシは2〜3割上伸、アジは2割反発、ブリは1〜2割続落、スルメは小安い、サバとカツオはともに保合った。相場全体では区々。

3月6日(木)休市明けの取引、買い気はまずまず。スルメは小反発、サバは堅調、イワシは強保合、アジは区々、ブリは保合にとどまった。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と高知、中小型が三重主体に入荷。数量は前週に比べ32%増加、価格は中型が2割安、中小型が2割強安。

サバ 長崎主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加、価格は2.5割弱安。

イワシ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少、価格はわずかに下落。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加、価格は2割弱高。

カツオ 宮崎と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少、価格は4割弱高。

ムキカキ 18%減少、三陸産の価格は3割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年3月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ38.298102各地13,5005,6042,1609971
海外4,2123,13211885
メバチ39.110581各地※冷凍2,7001,04770210096
アジ32.813285長崎ほか1,0807025408092
三重中小5404864327950
サバ23.912779長崎1,08055143277124
イワシ27.88879石川8643672169794
スルメイカ3.111174富山2,0521,6741,080119130
冷スルメイカ5.3143408各地2,3762,160
サンマ1.169110北海道 ほか解凍972648
カレイ17.88991北海道6485464327595
青森ほかマコ1,080999540154112
北海道アカ7565764867379
北海道アサバ3422167347
ハマチ12.88447愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100153
塩サケ22.014579北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類17.462116青森ほか1,080756
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ4.99433宮崎ほか4,8601,350756139128
キンメダイ9.1169140静岡ほか5,4002,1171,0808584
ムキカキ13.682109三陸4,3202,2721,0807184
各地2,7001,6201,080

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/