7日は入荷増で買い気は弱め

2025年1月第1週(2025年1月3日〜2025年1月9日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年1月第1週(2025年1月3日〜2025年1月9日)の概況より。
今週は3日(金)、4日(土)、8日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の減少。前年同期は2024年12月20日〜2024年12月26日。
1日平均取扱数量は総量1,100t(101%、103%)。このうち鮮魚類は484t(前週比96%、前年同期比86%)、冷凍魚類は362t(前週比139%、前年同期比158%)、塩干加工品は254t(前週比79%、前年同期比92%)。

日ごとの動き

1月5日(日)正月明けの取引、初市とあって買い気はよく、荷動きは良好。スルメは品薄高、ブリは小幅高、イワシは底堅かった、アジは幾分値を下げ、サバは小安い。相場全体では区々。

1月6日(月)週明けの取引、入荷は増えたが、月曜市で買い気はまずまず。アジは2〜3割、サバは2割ともに続落、スルメは2割下落、イワシは小甘い、ブリは弱保合、カツオは堅調。相場全体では小安い。

1月7日(火)休市前の取引、入荷増で買い気は弱め。ブリは2〜3割下落、イワシは2割下落、アジは1割続落、カツオは軟調、スルメは小動き、サバは保合にとどまった。相場全体では続落。

1月9日(木)休市明けの取引、入荷増で買い気は振るわなかった。アジは1〜2割続落、ブリは小幅ながら続落、イワシとスルメはともに小動き、サバは保合。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ 中型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ68%増加、価格は中型が5割強高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ約3倍増加、価格は2割強安。

イワシ 岩手と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ約2.5倍増加、価格は1割強安。

スルメイカ 青森と富山主体に入荷。数量は前週に比べ約2倍増加、価格はわずかに下落。

カツオ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加、価格は1割安。

ムキカキ 52%増加、三陸産の価格は0.5割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

““
主な水産物の市況(2025年1月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ68.165154各地810,0007,7461,9449878
海外
メバチ46.2123125各地※冷凍3,5641,0726809575
アジ20.016855長崎2,4841,161648151112
中小
サバ22.432982宮城86452732478116
イワシ16.525453岩手1,08045927089118
スルメイカ5.5196128青森ほか1,9441,5661,08097107
冷スルメイカ1.9100112各地2,3762,160
サンマ3.5500250北海道 ほか解凍972648
カレイ11.314592北海道1,1881,053972150128
青森ほかマコ864659540111106
北海道アカ7567026489688
北海道アサバ6485404329594
ハマチ32.36075愛媛ほか野〆1,2421,1881,134100105
塩サケ16.79775北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100147
タラ類23.415479岩手ほか1,296324
宮城ぶわ1,620100
カツオ1.012538三重2,7001,89086490135
キンメダイ4.210889千葉ほか7,3442,7541,62092131
ムキカキ14.3152100三陸6,4803,5561,944107106
各地2,7002,1601,296107

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/