スルメイカ8割増。北海道主体

2024年12月第3週(2024年12月13日〜2024年12月19日)

スルメイカ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年12月第3週(2024年12月13日〜2024年12月19日)の概況より。
18日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。前年同期は2023年12月15日〜2023年12月21日。
1日平均取扱数量は総量1,273t(110%、109%)。このうち鮮魚類は601t(前週比99%、前年同期比113%)、冷凍魚類は363t(前週比126%、前年同期比111%)、塩干加工品は309t(前週比117%、前年同期比100%)。

日ごとの動き

12月13日(金)週末の取引、買い気は弱め。イワシは1〜2割下落、カツオは小安い、サバは弱保合、ブリは強保合、アジとスルメはともに小動き。相場全体では小甘い。

12月14日(土)休市前の取引、休み前で買い気が上向き、荷動きはおおむね良好だったが、高値嫌気から相場は伸び悩む展開だった。ブリは弱保合、イワシは続軟調、サバは小安い、スルメは小動き、カツオは小反発、アジは保合った。相場全体では弱保合。

12月16日(月)週明けの取引、買い気はおおむね順調。イワシは2〜3割上伸、カツオとサバはともに堅調、ブリは強保合、アジは2割下落、スルメは軟調。相場全体では強保合。

12月17日(火)休市前の取引、買い気は振るわなかった。アジは2〜3割反発、スルメは1割上伸、カツオは続堅調、ブリとイワシはともに堅調、サバは弱保合。相場全体では小高い。

12月19日(木)休市明けの取引、買い気は引き続き低調。ブリは堅調、カツオは強保合、サバは保合、イワシは小安い、アジは軟調、スルメは小動き。相場全体では保合。

品目別の動き

アジ 中型が富山と鳥取、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少、価格は中型が1.5割強安、中小型が4割弱安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加、価格は1割強安。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ30%減少、価格は0.5割強高。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ79%増加、価格は0.5割安。

カツオ 愛媛と鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ11%減少、価格はわずかに下落。

ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は2割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年12月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ51.8108113各地15,1206,0852,7008986
海外6,4803,8792,37691
メバチ82.4139119各地※冷凍3,2401,06168010197
アジ52.990167富山ほか8644543248463
千葉中小3782972166163
サバ28.7103129宮城1,83654032488111
イワシ18.570220岩手1,29640021610666
スルメイカ5.0179122北海道2,1601,65894595107
冷スルメイカ2.265105各地2,3762,160
サンマ2.57689各地解凍1,620648
カレイ15.685119北海道756691648116103
青森ほかマコ1,188864110157
北海道アカ1,080853756108115
北海道アサバ1,080788540120127
ハマチ29.412391愛媛ほか野〆1,2421,1881,134100105
塩サケ22.495103北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404100147
タラ類29.486104青森ほか1,944648
宮城ぶわ1,620100
カツオ5.189222愛媛ほか2,1601,0917569755
キンメダイ5.511257静岡ほか5,0762,5491,620101131
ムキカキ15.799103三陸5,9403,5991,836122108
各地2,7002,1601,296114

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/