ムキカキ増。サンマは3割高

2024年11月第4週(2024年11月22日〜2024年11月28日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年11月第4週(2024年11月22日〜2024年11月28日)の概況より。
27日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16%の増加。前年同期は2023年11月24日〜2023年11月30日。
1日平均取扱数量は総量1t(1%、1%)。このうち鮮魚類は1t(前週比1%、前年同期比1%)、冷凍魚類は1t(前週比1%、前年同期比1%)、塩干加工品は1t(前週比1%、前年同期比1%)。

日ごとの動き

11月22日(金)週末の取引、連休前で買い気はおおむね順調。スルメは2〜3割反発、カツオは続堅調、ブリは堅調、サンマは強保合、アジは1〜2割下落、イワシは弱保合、サバは保合にとどまった。相場全体では小動き。

11月25日(月)連休明けの取引、入荷は増えたものの、連休明けで買い気はおおむね順調。スルメとブリはともに堅調、サバは強保合、カツオは軟調な相場形成、アジは小動き、サンマは区々。相場全体では小動き。

11月26日(火)休市前の取引、引き続き順調な荷動き。カツオは2〜4割、イワシとサンマはともに1〜2割上伸、アジは堅調、スルメは強保合、ブリは1〜2割下落、サバは弱保合。相場全体では小高い。

11月28日(木)休市明けの取引、買い気は振るわなかった。アジは1〜2割下落、ブリは1割続落、イワシは軟調、スルメは小甘い、カツオは堅調、サバは強保合、サンマは区々。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ 中型が鳥取、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ53%増加、価格は中型が0.5割安、中小型が0.5割強安。

サバ 宮城と富山主体に入荷。数量は前週に比べ20%増加、価格は1割強高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ53%増加、価格は1割強安。

スルメイカ 青森と新潟主体に入荷。数量は前週に比べ26%減少、価格は2.5割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少、価格は1割弱高。

サンマ 岩手と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少、価格は3割高。

ムキカキ 28%増加、三陸産の価格はわずかに下落。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/
主な水産物の市況(2024年11月第4週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ47.595123各地17,2807,1792,160
海外7,8845,2923,240129119
メバチ43.798103各地※冷凍2,7001,06477810090
アジ59.994277長崎1,72870232413067
石川中小3242702167142
サバ28.6111192千葉75641421610674
イワシ6.92233鳥取648468324144131
スルメイカ5.8149135富山2,0091,4181,08011199
冷スルメイカ1.15234各地2,3762,160