ムキカキ2割減、サンマ1割減

2024年10月第2週(2024年10月11日〜2024年10月17日)

豊洲(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年10月第2週(2024年10月11日〜2024年10月17日)の概況より。
14日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。前年同期は2023年10月13日〜2023年10月19日。
1日平均取扱数量は総量1,211t(111%、106%)。このうち鮮魚類は610t(前週比105%、前年同期比98%)、冷凍魚類は351t(前週比129%、前年同期比144%)、塩干加工品は250t(前週比104%、前年同期比91%)。

日ごとの動き

10月11日(金)週末の取引、荷動きはまずまず。アジが1〜2割反発、スルメは小高い、イワシとブリはともに堅調、カツオとサンマはともに強保合、サバは保合にとどまった。相場全体では堅調。

10月12日(土)連休前の取引、好天で買い気よく、荷動きはおおむね良好だった。アジは2〜3割反落、ブリとスルメはともに小反落、イワシは幾分値を下げた、サバとサンマは保合、カツオは宮城産の急減により全般に2割ほど上伸。相場全体では小反落。

10月15日(火)連休明けの取引、買い気は順調。イワシは3〜6割上伸、スルメは小反発、カツオは2〜5割反落、サンマは1〜2割下落、アジは小甘い、ブリは小動き、サバは保合った。相場全体では区々。

10月16日(水)水曜開市の取引、入荷も多かったことで、荷動きは鈍化。サバは2〜3割下落、イワシは2割、スルメは1〜2割ともに反落、ブリは軟調、アジは2割上伸、サンマは堅調、カツオは保合った。相場全体では軟調。

10月17日(木)開市の間の取引、入荷は急減したが、前日の荷もたれ感から買い気は振るわなかった。サバは堅調、スルメとサンマはともに強保合、カツオは1〜3割下落、アジは2割反落、ブリは小甘い、イワシは保合った。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と佐賀、中小型が高知主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加、価格は中型が2割弱安、中小型が1割弱安。

サバ 富山と三重主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少、価格は2割高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少、価格は2割強高。

スルメイカ 山口と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ44%増加、価格は3割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少、価格はわずかに下落。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少、価格は1.5割高。

ムキカキ 20%減少、三陸産の価格は2割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年10月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ45.688125各地13,5003,9532,7007567
海外6,4804,5193,8889893
メバチ75.3112150各地※冷凍2,9161,022680100104
アジ50.7114136長崎ほか1,2966054328182
高知中小4329280
サバ22.68497富山ほか864518324120117
イワシ5.77859北海道1,620562324121113
スルメイカ10.814478山口ほか1,8361,331648130112
冷スルメイカ1.3108130各地2,3762,160
サンマ46.988102北海道5,40084254011578
各地解凍1,6201,080
カレイ8.210987北海道84296101
青森ほかマコ1,080864
北海道アカ1,188932648102102
北海道アサバ864540
ハマチ12.8119120愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410098
塩サケ19.49089北海道トキ
北海道アキ1,6201,5121,404165147
タラ類11.7121110北海道1,404756540100
宮城ぶわ1,620100
カツオ31.69883宮城3,78073432497113
キンメダイ4.46798東京4,3202,5491,62097118
ムキカキ0.88017三陸7,5604,2592,160122131
各地2,8082,7362,700101

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/