はくさい、かぼちゃなど増加

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年10月第2週（2024年10月11日〜2024年10月17日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,440t（前週比105％、前年同期比106％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、きゅうり、トマト等が減少したが、はくさい、かぼちゃ、たまねぎ等が増加したため、5％の増加となった。

前年同期比ではさといも、きゅうり、ごぼう等が減少したが、トマト、ミニトマト、にんじん等が増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で弱保合となった。

だいこん　千葉県、北海道等から入荷し、前週比で2％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で5％の増加となった。各産地順調な生育。連休中は特売や冷え込みもあり需要が喚起され、荷動きは良かった。北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。連休前は群馬県産が降雨により減少したが、連休後は後続の関東近在産地中心に回復した。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から入荷したが、前週比で21％の減少となった。連休後、長野県産の減り方が早く、茨城県産も気温低下でなかなか増えず不足感があった。茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で27％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比で18％の増加となった。茨城県産ハウス物が本格的に始まった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比で10％の増加となった。気温低下で鍋需要の喚起もあり、荷動きは良かった。北海道産の価格は保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷したが、曇天と気温低下の影響を受け、前週比で18％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　千葉県、北海道等から入荷したが、北の産地は終盤、関東の抑制栽培は病害と低温、西南暖地も増えず、前週比で13％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、前週比で11％の減少となった。東北産は天候がよく増加したが、茨城県産は気温低下のため減少した。茨城県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で16％の増加となった。気温低下により品質は向上。北海道産の価格は弱含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で20％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/