はくさい、さつま、ピーマン増

東京都中央卸売市場（東京都中央卸売市場大田市場業務課）が発表した2024年9月第1週（2024年8月30日〜2024年9月5日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,127t（前週比94％、前年同期比111％）。

日ごとの動き

前週比でははくさい、さつまいも、ピーマン等が増加したが、さといも、とうもろこし、なす等が減少したため、6％の減少となった。

前年同期比ではさといも、かぼちゃ、トマト等が減少したが、とうもろこし、なましいたけ、ピーマン等が増加したため、11％の増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で保合となった。

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、高温・長雨の影響で生育が悪く、前週比で8％の減少となった。北海道産の価格は強含みとなった。

にんじん　北海道を中心に入荷したが、高温多湿の影響でサイズダウンし箱数も減り、前週比で10％の減少となった。特に太物が不足。北海道産の価格は強含みとなった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。雨が続き気温も高いため大玉の比率が上昇した。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷したが、高温と降雨による品質不良等のため、前週比で10％の減少となった。不足感から引き合いが強まり、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で18％の増加となった。他の品目の入荷が少ないことから注文が集まり、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。群馬県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　福島県を中心に宮城県等から入荷したが、成疲れや露地作減少により、前週比で17％の減少となった。正品は少なく、福島県産の価格は強含みとなった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比で17％の減少となった。台風通過後に数量がかなり減り、品イタミも多く絶対量が少ない中、特売需要もあり荷動きは堅調となり、群馬県産の価格は強含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比で3％の減少となった。台風10号の影響で若干便の遅れはあったが大勢に影響はなかった。北海道産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比で6％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

品目別の動き

参考：卸売市場で使う市況用語メモ

入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。

東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場大田市場業務課）

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/