カツオ大幅増、価格3割弱安

2024年8月第1週(2024年8月2日〜2024年8月8日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年8月第1週(2024年8月2日〜2024年8月8日)の概況より。
7日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。前年同期は2023年8月4日〜2023年8月10日。
1日平均取扱数量は総量1,036t(95%、108%)。このうち鮮魚類は538t(前週比105%、前年同期比111%)、冷凍魚類は244t(前週比72%、前年同期比105%)、塩干加工品は254t(前週比106%、前年同期比104%)。

日ごとの動き

8月2日(金)週末の取引、買い気はまずまず。スルメは1〜2割上伸、ブリとイワシはともに堅調、カツオは2割下落、アジは軟調、サバは弱保合。相場全体では区々。

8月3日(土)休市前の取引、荷動きは順調。サバは堅調、カツオは軟調、イワシは小甘い、スルメとブリはともに弱保合、アジは保合にとどまった。相場全体では小動き。

8月5日(月)週明けの取引、買い気は旺盛。カツオは1〜3割、ブリは2割ともに上伸、イワシは3〜4割、スルメは1〜2割ともに下落、アジは小動き、サバは保合った。相場全体では区々。

8月6日(火)休市前の取引、買い気は幾分弱まった。カツオが3〜5割、ブリは2割ともに反落、アジは軟調、イワシは小甘い、サバは弱保合、スルメは保合った。相場全体では軟調。

8月8日(木)休市明けの取引、買い気はまずまず。アジが1〜2割上伸、スルメとイワシはともに堅調、サバとカツオはともに保合、ブリは小動き。相場全体では堅調。

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ46%増加し、価格は中型、中小型ともに1割強安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格はわずかに下落。

イワシ 北海道と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ35%減少し、価格は1割強高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ21%増加し、価格は0.5割安。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ55%増加し、価格は3割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年8月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ40.8120118各地22,6805,7122,1609683
海外10,2606,8204,86086123
メバチ51.2111101各地※冷凍3,24099570210095
アジ47.8146140長崎1,1887344328977
長崎中小7564593248882
サバ23.910893宮城6483893249795
イワシ8.66535北海道ほか1,620616324112150
スルメイカ14.7121219石川1,6201,2965409581
冷スルメイカ1.622980各地2,3762,160
サンマ1.6229145各地解凍1,6201,080
カレイ6.273141北海道864670540109111
青森ほかマコ1,188756
北海道アカ97279975610281
北海道アサバ
ハマチ11.010297愛媛ほか野〆1,2421,1881,13410096
塩サケ16.39682北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類2.782129岩手ほか396122
宮城ぶわ1,512100
カツオ77.2155150宮城1,40446421672102
キンメダイ7.8105166東京ほか5,7242,2461,404108112

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/