気温高く好調。販促で客数増

2024年6月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年6月度を発表した。全店売上高は9775億2100万円(前年同月比101.6%)だった。既存店売上高は9402億8300万円(前年同月比101.1%)、既存店客数13億1636万8000人(同100.7%)、既存店客単価714.3円(同100.4%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は気温が高かったことからカウンターコーヒー、ソフトドリンク、アイスクリームが好調だったことに加え、販促キャンペーンの効果等により来店客数が増加し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

店舗売上高

 全店売上高は9775億2100万円。前年同月比152億4700万円増(+1.6%)。前月比82億6300万円減(−0.8%)。既存店売上高は9402億8300万円。前年同月比105億0700万円増(+1.1%)。前月比74億1600万円減(−0.8%)。

 全店は31カ月連続のプラス・既存店は7カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は13億7861万3000人。前年同月比1654万8000人増(+1.2%)。前月比1562万5000人減(−1.1%)。既存店客数は13億1636万8000人。前年同月比896万2000人増(+0.7%)。前月比1239万2000人減(−0.9%)。

 全店・既存店はともに3カ月連続のプラス。

平均客単価

 全店客単価は709.1円。前年同月比2.6円上昇(+0.4%)。前月比2.1円上昇(+0.3%)。既存店客単価は714.3円。前年同月比3.1円上昇(+0.4%)。前月比1.1円上昇(+0.2%)。

 全店・既存店はともに3カ月ぶりのプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.2%(前月35.2%)/前年比100.1%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比28.1%(前月27.7%)/前年比102.6%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比32.1%(前月32.1%)/前年比101.3%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.6%(前月5.0%)/前年比99.0%。
POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,637店。前年同月比105店減(−0.2%)。前月比4店減(+0.0%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン