サバ三重主体に増、1割弱安

2024年4月第1週(2024年3月29日〜2024年4月4日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年4月第1週(2024年3月29日〜2024年4月4日)の概況より。
今週は27日(水)が休市のため5日間の営業。前年同期は2023年3月31日〜2023年4月6日。
1日平均取扱数量は総量1,318t(136%、93%)。このうち鮮魚類は568t(前週比109%、前年同期比87%)、冷凍魚類は424t(前週比213%、前年同期比96%)、塩干加工品は326t(前週比132%、前年同期比102%)。

日ごとの動き

3月29日(金)週末の取引、買い気は低調。アジが4割、サバは2〜3割ともに下落、イワシは2〜3割反落、ブリはしっかり、スルメは強保合、カツオは区々。相場全体では軟調。

3月30日(土)休市前の取引、年度末とあって買い気は弱く、相場は全般に伸び悩んだ。アジは弱保合、ブリは小安く、サバとイワシはともに伸びを欠き、カツオとスルメはともに強保合、相場全体では小動き。

4月1日(月)週明けの取引、買い気はやや上向き。イワシは4割上伸し、アジは1割上伸、スルメは堅調、サバとカツオはともに軟調、ブリは小動き。相場全体では区々。

4月2日(火)休市前の取引、天候もよく、買い気はまずまず。アジが2割反落し、ブリは1〜2割下落、カツオは2〜3割上伸、イワシは堅調、サバとスルメはともに保合った。相場全体では小安い。

4月4日(木)休市明けの取引、潤沢な入荷で、買い気は振るわなかった。イワシは2〜3割、サバは1〜2割ともに下落、アジは1〜2割続落、カツオはしっかり、スルメは強保合、ブリは保合った。相場全体では続落。

品目別の動き

アジ 中型が長崎と佐賀、中小型が高知主体に入荷。数量は前週に比べ15%増加し、価格は中型が2.5割安、中小型が2.5割高。

サバ 三重主体に入荷。数量は前週に比べ77%増加し、価格は1割弱安。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格は1割高。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ83%増加し、価格は1割強安。

カツオ 宮崎と鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ32%減少し、価格は2.5割弱高。

ムキカキ 15%減少し、三陸産の価格は1割安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年4月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ37.39383各地16,7406,4403,240102115
海外9,1805,2923,240123113
メバチ45.7115103各地※冷凍2,8081,09781010089
アジ51.511593長崎ほか1,29658343275104
高知中小75667532412595
サバ25.8177100三重1,08051821692114
イワシ26.111183鳥取1,080486324110150
スルメイカ4.218333富山1,7281,19775689114
冷スルメイカ1.012559各地2,3762,160
サンマ1.111085各地解凍1,620864
カレイ16.88283北海道756583324117148
青森ほかマコ86481054098111
北海道アカ70254043296132
北海道アサバ39667147
ハマチ21.8122222愛媛ほか野〆1,0801,0109729865
塩サケ20.511880北海道トキ
北海道アキ97291886489
タラ類8.78482岩手ほか756540540
宮城ぶわ1,512
カツオ18.76844宮崎ほか3,2401,210540124162
キンメダイ7.011759千葉ほか4,3202,3331,62096142
ムキカキ7.185148三陸4,1042,6811,08090158
各地2,1601,188

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/