じゃが、れんそう、だいこん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年3月第3週（3月15日〜3月21日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,895t（前週比103％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、はくさい、さといも等が減少したが、じゃがいも、ほうれんそう、だいこん等が増加したため、3％の増加となった。

前年同期比ではかぼちゃ、じゃがいも、さつまいも等が増加したが、ブロッコリー、さといも、レタス等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で16％の増加となった。千葉県産は順調な入荷、神奈川県産は終盤に向け減少傾向となっている。全体量は多くなく品薄感がややある。千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。全体量が多くないが、高値水準のため荷動きは落ち着いており、徳島県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で11％の増加となった。千葉県産は品種が切り替わる時期のため少なく、神奈川県産は増量傾向。荷動きはまずまずで、愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。全体量が少ないことから相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作物が最終盤でさらに減少、兵庫県産の冷蔵品もピークを過ぎたことから、前週比で18％の減少となった。全体量が少なく高値水準のため荷動きは落ち着いているが、相場は堅調なことから茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で18％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比で6％の減少となった。荷動きはまずまずながら全体量は十分なことから、千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、群馬県、宮崎県等から入荷し、群馬県、高知県、宮崎県産の数量が回復傾向なことから前週比で14％の増加となった。前週に相場が下落したことで荷動きがよくなってきており、群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比で1％の微減となった。荷動きはよく、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道、鹿児島県等から入荷した。北海道産の入荷は落ち着いており、鹿児島県産は、先週天候不良の影響で入荷量が少なかったが今週はやや増加したことから、前週比で19％の増加となった。荷動きは北海道、鹿児島県産ともにまずまずで、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。春商材としての新玉ねぎの引き合いが落ち。

着いてきたことで、北海道産の需要が回復してきたが、荷動きは全体的にほどほどである。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2024年3月第3週）