せとか愛媛、愛知など大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2024年2月第4週（2月23日〜2月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,176t（前週比83％、前年同期比79％）。

日ごとの動き

前週比ではせとか、キウイが増加したが、いよかん、みかん、きんかん等が減少したため、17％の減少となった。

前年同期比ではポンカン、みかんが増加したが、いよかん、いちご、りんご等が減少したため、21％の減少となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比34％の大幅な減少となった。静岡県産は23日から29日まで「濃密青島」の販売が行われ、「寿太郎」は3月上旬までとなる。引き合いは若干弱く、静岡県産の価格は弱保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比37％の減少となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比増減なしとなった。和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、前週比44％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

きんかん　宮崎県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比25％の減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。価格が前年に比べ高く推移しているため荷動きは依然鈍い。価格は青森県産「ふじ」および「王林」はともに保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」や福岡県産「あまおう」等が入荷したが、前週比22％の減少となった。栃木県産はピークに入っており、九州産も増えてきているものの曇天続きとなり出荷ピークにはもう少し時間がかかる。価格は栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」、佐賀県産「いちごさん」、静岡県産「紅ほっぺ」はすべて保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。今年は、加温に使う重油が高いため作付けが少なくなっており、気温が高く生育はやや前進傾向だが、出荷量が減っている。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比13％の増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2024年2月第4週）