ピーマン増。荷動きまずまず

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年8月第2週（8月11日〜8月17日）の概況より。
開市日数は、今週4日、前週5日、前年4日。
1日平均入荷量は総量5,926t（前週比114％、前年同期比92％）。

日ごとの動き

前週比ではオクラ、いんげん、かぼちゃ等が減少したが、じゃがいも、ピーマン、たまねぎ等が増加したため、14％の増加となった。

前年同期比ではじゃがいも、さといも、さつまいも等が増加したが、オクラ、いんげん、えだまめ等が減少したため、8％の減少となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、高温による品質不良の影響が見られるも数量は充分なことから、前週比で18％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比で12％の増加となった。北海道産の価格は弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、岩手県、長野県産は高温の影響で数量が伸び悩んだが、群馬県産は数量潤沢なことから前週比で11％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で23％の増加となった。長野県産は高温と降雨の影響による品質低下が見受けられる。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比で24％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。各産地の入荷量が少ないことから、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県、北海道等から入荷したが、お盆の連休で出荷が休みとなったことから、前週比で14％の減少となった。数量減少したことで相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

きゅうり　、福島県を中心に岩手県等から入荷し、前週比で13％の増加となった。荷動きはまずまずで、福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で12％の増加となった。入荷量少なめなことから引き合いはやや強く、群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、東北産は高温や前進出荷の影響があったが、前週比で19％の増加となった。荷動きはやや鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に福島県等から入荷し、前週比で36％の大幅な増加となった。荷動きはまずまずで、岩手県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に茨城県等から入荷し、特に北海道産は各産地が出揃い、前週比で42％の大幅な増加となった。干ばつのため小玉傾向なこと、気温が高いことから需要は減退し荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に兵庫県等から入荷し、前週比で32％の大幅な増加となった。全体量充分なことから荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年8月第2週）