ブロッコリー、きゅうりなど増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年6月第4週（6月23日〜6月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,073t（前週比99％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではブロッコリー、きゅうり、レタス等が増加したが、うめ、そらまめ、ほうれんそう等が減少したため、1％の微減となった。

前年同期比ではかぼちゃ、にんじん、たまねぎ等が増加したが、うめ、さやえんどう、そらまめ等が減少したため、1％の微減となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、北海道産の早場産地が終盤で減少し、前週比で15％の減少となった。全体量が少ないことから、青森県産の価格は強含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、千葉県、埼玉県産が終盤で減少し、前週比で5％の減少となった。荷動きはまずまずで、千葉県産の価格は保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、千葉県産、茨城県産が終盤で減少し、前週比で5％の減少となった。関東産が減少したことから不足感が強まり、千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、先週に続き長野県産の出荷が増えていることから、前週比で5％の増加となった。荷動きは鈍いものの、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に茨城県等から入荷したが、週前半の雨天や前進出荷による影響から、前週比で9％の減少となった。全体数量が減ったことから、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、週前半はハウス物がピークを過ぎ、群馬県産の露地物が終了で端境となったため、前週比で20％の減少となった。全体量が少ないことから相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で2％の増加となった。荷動きはやや鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、埼玉県を中心に福島県等から入荷し、前週比で22％の増加となった。埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷し、週後半から関東産の入荷が増え、前週比で3％の増加となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷し、前週比で1％の微増となった。価格がこなれて荷動きは回復し、栃木県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比で8％の減少となった。全体量少なく、特売需要があったことから相場は上昇し、茨城県の価格は強保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、長崎県産は終盤に、静岡県産は降雨の影響で全体量が少ないため、前週比で14％の減少となった。長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県、兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が出荷ピークを過ぎたことから、前週比で8％の減少となった。荷動きが鈍いものの、佐賀県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年6月第4週）