前産地終盤と雨などで入荷減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年6月第1週（6月2日〜6月8日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,352t（前週比95％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、はくさい等が増加したが、そらまめ、ブロッコリー、さやえんどう等が減少したため、5％の減少となった。

前年同期比ではえだまめ、ほうれんそう、トマト、にんじん等が増加したが、さやえんどう、うめ、かぼちゃ等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で弱含みとなった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に千葉県等から入荷したが、前年同期比で2％の減少となった。青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前年同期比で12％の増加となった。徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、愛知県産は終盤で減少したことから前週比で10％の減少となった。全体量は十分なことから荷動きは鈍く、千葉県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。荷動きはやや鈍く相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県、茨城県等から入荷したが、前年同期比で14％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨の影響で入荷が少ない日があったことから、前週比3％の減少となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　、埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、高知県、宮城県産は終盤で減少、群馬県、埼玉県産は天候不順や成り疲れの影響で前週比8％の減少となった。埼玉県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷したが、前年同期比11％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　栃木県、熊本県等から入荷し、前年同期比12％の増加となった。栃木県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷したが、降雨の影響で減少し前週比9％の減少となった。茨城県の価格は強保合となった。

じゃがいも　長崎県を中心に静岡県等から入荷したが、長崎県産は品質不良が散見、静岡県産は天候不順の影響を受け前週比10％の減少となった。長崎県産の価格は保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷したが、佐賀県産が最盛期を過ぎたことから前週比5％の減少となった。佐賀県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年6月第1週）