イワシ千葉主体に入荷。2割増

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年5月第3週（5月12日〜5月18日）の概況より。
17日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ17％の増加。
1日平均取扱数量は総量1,090t（前週比112％、前年同期比96％）。

このうち鮮魚類は622t（前週比117％、前年同期比103％）、冷凍魚類は222t（前週比113％、前年同期比110％）、塩干加工品は246t（前週比100％、前年同期比75％）。

日ごとの動き

5月12日（金）　週末の取引、入荷増で買い気は弱め。アジが2〜3割続落し、スルメは1割下落、ブリは軟調、サバは弱保合、メジはしっかり、カツオは小動き、イワシは保合。相場全体では軟調。

5月13日（土）　休市前の取引、買い気は振るわなかった。サバが2〜3割、ブリは2割、メジは1〜2割ともに下落、アジは1〜2割続落、カツオは軟調、イワシは弱保合、スルメは小幅反発。相場全体では下落。

5月15日（月）　休市明けの取引、雨市で低調な荷動き。カツオが2〜3割下落し、アジは2割続落、スルメは1〜2割反発、メジは軟調、サバは弱保合、イワシとブリはともに保合。相場全体では続落。

5月16日（火）　休市前の取引、入荷は少なく、買い気はやや上向いた。イワシが2〜3割上伸、サバが2〜3割下落、アジは軟調、カツオは区々、スルメとブリはともに保合った。相場全体では弱保合。

5月18日（木）　休市明けの取引、入荷増で買い気は弱かった。アジが堅調、スルメは小高い、ブリが小幅下落、カツオは小安い、メジは軟調、サバとイワシはともに保合。相場全体では軟調。

品目別の動き

アジ　中型が佐賀、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べ174％増加し、価格は中型が4割強安、中小型が5割安。

サバ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ65％増加し、価格は4割弱安。

イワシ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ18％増加し、価格はわずかに下落。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ5％減少し、価格は0.5割強安。

カツオ　愛媛主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格はわずかに上昇。

主な水産物の市況（2023年5月第3週）