こまつな、かぶ、ピーマン増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年3月第4週（3月24日〜3月30日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,655t（前週比92％、前年同期比101％）。

日ごとの動き

前週比ではこまつな、かぶ、ピーマンが増加したが、なのはな、にんじん、はくさい等が減少し、8％の減少となった。

前年同期比ではかぼちゃ、キャベツ、だいこん等が減少したが、こまつな、さといも、ほうれんそうが増加し、1％の微増となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、神奈川県産が終盤に入って微減するも、千葉県産が順調に入荷して、前週比1％の微増となった。千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に鹿児島県等から入荷したが、徳島県産が降雨で出荷不安定となり、前週比23％の減少となった。徳島県産の価格は前週比で強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷したが、千葉県産が品種の端境で減少し、前週比10％の減少となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、静岡県産が終盤で漸減し、前週比で8％の減少となった。荷動きはさほどよくなく、茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産が降雨のため出荷不安定となり、前週比21％の減少となった。前週に相場が上がった反動で荷動きは鈍化し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、出荷ピークが落ち着いて全体量が減少し、前週比8％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、降雨により出荷減少し、前週比13％の減少となった。全体量の減少から相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に宮崎県等から入荷したが、曇雨天により出荷数量減少し、前週比11％の減少となった。荷動きは鈍めながら、全体量は多くなく、群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県から中心に入荷したが、曇雨天で出回りが減少し、前週比15％の減少となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県、栃木県等から入荷し、小玉傾向ながら若干肥大は回復しつつあり、前週比1％の微増となった。春商材として需要あり、相場は上昇気味で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷し、茨城県産の春物が漸増し、前週比2％の増加となった。全体量は十分で荷動きは鈍化し、茨城県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷したが、静岡県産が終盤で数量減少して、前週比17％の減少となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年3月第4週）