カレイ、カツオなど増。カキ減

2023年3月第1週(3月3日〜3月9日)

カレイ(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2023年3月第1週(3月3日〜3月9日)の概況より。
8日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,044t(前週比88%、前年同期比92%)。

このうち鮮魚類は541t(前週比90%、前年同期比91%)、冷凍魚類は213t(前週比77%、前年同期比98%)、塩干加工品は290t(前週比95%、前年同期比90%)。

日ごとの動き

3月3日(金) 週末の取引、入荷増で買い気は弱まった。スルメがしっかり、ブリは強保合、メジは小甘い、カツオは弱保合、アジは小動き、サバ、イワシは保合。相場全体では保合

3月4日(土) 休市前の取引、買い気が上向き、荷動きはおおむね良好。アジ、カツオが小高い、サバは小幅上伸、メジは小反発、イワシ、スルメが強保合、ブリは小動き。相場全体では小高い

3月6日(月) 週明けの取引、入荷増と天候の悪化で買い気は弱め。サバが小幅続伸、スルメは強保合、イワシは小安い、ブリは軟調、カツオは弱保合、アジ、メジは保合。相場全体では小動き

3月7日(火) 休市前の取引、天候も回復し、買い気は上向き。サバが1割続伸、アジは小高い、カツオはしっかり、イワシ、メジは軟調、ブリは小動き、スルメは保合。相場全体では強保合

3月9日(木) 休市明けの取引、天候もよく、買い気はまずまず。カツオが2〜3割、ブリは2割下落、サバは1〜2割反落、メジは続軟調、イワシは1〜2割上伸、アジは小幅続伸、スルメは保合。相場全体では下落

品目別の動き

アジ 中型が長崎主体に入荷。中小型は入荷なし。数量は前週に比べ24%減少し、価格は中型がわずかに下落

サバ 富山主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格はわずかに上昇

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ15%減少し、価格は1割安。

スルメイカ 富山主体に入荷。数量は前週に比べ63%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 宮崎主体に入荷。数量は前週に比べ36%増加し、価格はわずかに下落

ムキカキ 17%減少し、三陸産の価格は3.5割弱安。

主な水産物の市況(2023年3月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ347387各地14,5805,1782,268100144
海外9,1804,9813,996125348
メバチ438396各地※冷凍3,0241,24494010098
アジ317667長崎1,1886803789890
-中小-----
サバ29.89969富山1,728464324102134
イワシ368597鳥取97231321690104
スルメイカ43734富山1,5771,1801,080103124
冷スルメイカ2.415073各地1,080-810--
サンマ1.28675各地解凍1,620-756--
カレイ17.4136101北海道64847532488100
宮城ほかマコ86467532412589
北海道アカ7565293789273
北海道アサバ324450216156130
ハマチ12.68693愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ31.3137194北海道トキ-----
北海道アキ1,0801,02697290115
タラ類15.274113岩手ほか972-162--
宮城ぶわ1,620-540--
カツオ17.413677宮崎3,24065943298113
キンメダイ16.3128272東京ほか4,8601,9871,29694121
ムキカキ9.58390三陸3,0241,81486466148
各地2,1601,2961,080-120
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/