各野菜大幅減。入荷総量半減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第2週（1月6日〜1月12日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週1日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,205t（前週比55％、前年同期比106％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、さつまいも等が増加したが、きゅうり、なましいたけ、だいこん等が減少したため、45％の減少となった。

前年同期比ではなましいたけ、ピーマン、セルリーが減少したが、ほうれんそう、こまつな、だいこん等が増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比62％の大幅な減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比39％の大幅な減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、低気温かつ干ばつ気味のため全体量は少なく、前週比で58％の大幅な減少となった。高値疲れから荷動きは鈍く、静岡県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比55％の大幅な減少となった。荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比47％の減少となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。荷動きは鈍く、相場は下落して、千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比66％の大幅な減少となった。荷動きは鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、年末年始に多く出荷したことから現在は数量が落ち着いており、前週比49％の大幅な減少となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比54％の大幅な減少となった。顧客が在庫を抱えているため、荷動きは鈍く、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比39％の大幅な減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷したが、前週比28％の減少となった。北海道産の価格は強含みとなった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で増減なしとなった。北海道産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年1月第2週）