きゅうり、トマト、なす大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年1月第1週（12月30日〜1月5日）の概況より。
開市日数は、今週1日、前週6日、前年2日。
1日平均入荷量は総量9,528t（前週比179％、前年同期比127％）。

日ごとの動き

前週比ではさといも、さつまいも、たまねぎ等が減少したが、きゅうり、トマト、なす等が増加したため、79％の大幅な増加となった。

前年同期比では、さつまいも等が減少したが、ごぼう、じゃがいも、ほうれんそう等が増加したため、27％の大幅な増加となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で区々となった。

入荷数量の前週比は、前週の開市日数は6日、今週の開市日数は初市の1日のみであるため、大幅に変動している。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で177％の大幅な増加となった。引き合いは強く、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に入荷し、前週比で1％の微増となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比で99％の大幅な増加となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県、長崎県等から入荷し、前週比で159％の大幅な増加となった。相場は引き続き高く、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比で95％の大幅な増加となった。数量は十分で荷動きは鈍く、茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比で127％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷し、前年同期比で27％の増加となった。年末は引き合いが強かったものの、年明けは落ち着き、千葉県産の価格は前年同期比で保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比で189％の大幅な増加となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で208％の大幅な増加となった。引き合いは落ち着いており、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比で137％の増加となった。年末は不足感があったものの、年明けは引き合いが落ち着き、宮崎県産の価格は保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に長崎県等から入荷し、前週比で7％の増加となった。北海道産の価格は強保合となった。

たまねぎ　北海道、静岡県等から入荷したが、前週比で20％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年1月第1週）