29日入荷増で荷動きは鈍化

2022年12月第4週(12月23日〜12月29日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年12月第4週(12月23日〜12月29日)の概況より。
28日(水) が開市のため6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,194t(前週比99%、前年同期比104%)。

このうち鮮魚類は501t(前週比92%、前年同期比95%)、冷凍魚類は315t(前週比110%、前年同期比126%)、塩干加工品は379t(前週比102%、前年同期比100%)。

日ごとの動き

12月23日(金) 週末の取引、鮮魚類の買い気は低調。アジが2〜3割上伸、サバは強保合、イワシは小安い、メジは続軟調、スルメは軟調、ブリは小動き、カツオは保合。相場全体では小動き

12月24日(土) 休市前の取引、荷動きは鈍かった。メジが堅調、イワシはしっかり、アジは強保合、ブリは軟調、サバ、スルメ、カツオは保合。相場全体では保合

12月26日(月) 週明けの取引、入荷も少なく荷動きはまずまず。アジが2〜3倍の値に急伸、スルメは1割上伸、メジは続堅調、イワシは軟調、サバは区々、ブリは小動き。相場全体では堅調

12月27日(火) 開市日の間の取引、入荷はさらに減少したが、引き合いは弱かった。ブリが堅調、アジがしっかり、サバ、スルメは強保合、メジは軟調、イワシは小動き、カツオは保合。相場全体では強保合

12月28日(水) 年末の水曜市、買い気は振るわず。アジが2〜4割下落、イワシは軟調、サバは小甘い、ブリはしっかり、カツオ、メジは保合、スルメは区々。相場全体では軟調

12月29日(木) 入荷増で荷動きは一層鈍化。アジが2〜4割続落、スルメは小甘い、ブリ、イワシは堅調、サバは強保合、メジは区々、カツオは保合。相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川と三重主体に入荷。数量は前週に比べ65%減少し、価格は中型が8.5割強高、中小型が4.5割強高。

サバ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ51%減少し、価格は3割弱高。

イワシ 岩手主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は0.5割弱安。

スルメイカ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ26%増加し、価格は0.5割強安。

カツオ 高知主体に入荷。数量は前週に比べ56%減少し、価格は1.5割弱高。

ムキカキ 24%減少し、三陸産の価格は2割強高。

主な水産物の市況(2022年12月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ59.417175各地16,2006,4962,70089121
海外-3,996-9584
メバチ50.469129各地※冷凍3,2401,33497299105
アジ16.73585長崎1,944963378186133
石川ほか中小864605324146
サバ13.54989岩手1,728639432129138
イワシ9.79399岩手1,08062127096134
スルメイカ4.3126154千葉2,3761,5031,08094127
冷スルメイカ3.110394各地1,080-810--
サンマ1.246150------
北海道ほか解凍1,620-756--
カレイ5.859121北海道756603432102-
宮城ほかマコ8646375407444
北海道アカ972738432103112
北海道アサバ75645932410091
ハマチ3715968愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ15.47990北海道トキ3,7803,5653,240100-
北海道アキ1,1881,1341,080100111
タラ類19.260119岩手ほか1,620-162--
宮城ぶわ1,728-864--
カツオ0.84417高知4,3202,1602,160113211
キンメダイ4.26193東京ほか7,0202,4121,404107124
ムキカキ10.876101三陸4,8603,2021,620121130
各地2,1601,8721,29611496
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/