ほしがき、いちご、みかん増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第3週（12月16日〜12月22日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量2,227t（前週比105％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比では、かき、不知火、西洋なし等が減少したが、ほしがき、いちご、みかん等が増加したため、5％の増加となった。

前年同期比では西洋なし、キウイ、りんご等が増加したが、不知火、みかん、アールスメロン等が減少したため、6％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で弱含みとなった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に和歌山県等から普通みかんを中心に入荷し、前週比13％の増加となった。上位等級の引き合いは強く、愛媛県産普通の価格は強保合、早生は保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比22％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。価格は青森県産「ふじ」「王林」ともに保合となった。

西洋なし　山形県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。昨年は不作の影響から入荷量は減少していたため、前年同期比では大幅な増加となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は強保合となった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から「富有」を中心に入荷したが、前週比25％の減少となった。福岡県産「富有」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等から入荷が本格化し、前週比24％の増加となった。クリスマス業務の需要で引き合いは強く、相場は上昇し、価格は栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」、佐賀県産「いちごさん」、静岡県産「紅ほっぺ」は強保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　福岡県を中心に栃木県等から入荷したが、前週13％の減少となった。福岡県産の価格は保合となった。

ほしがき　長野県を中心に福島県等から入荷し、前週比67％の大幅な増加となった。前年不作だった長野県産、福島県産は大幅に増加となった。荷動きはまずまずなものの、入荷量増加に伴い、価格は長野県産「市田」は弱保合、福島県産「アンポ」は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年12月第3週）