はくさい1割減。茨城産弱保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第2週（12月9日〜12月15日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,579t（前週比96％、前年同期比96％）。

日ごとの動き

前週比ではかぼちゃ、さといも、じゃがいも等が増加したが、ピーマン、キャベツ、はくさい等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比ではミニトマト、れんこん、だいこんが増加したが、きゅうり、キャベツ、さといも等が減少したため、4％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。太物が安定入荷して荷動きが鈍い一方、細物が少なめで荷動きはよく、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、千葉県産が出荷ピークを過ぎて数量減少し、前週比14％の減少となった。全体量が減少したため相場は底上げとなり、愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、茨城県産がほぼ出荷終了し、前週比で6％の減少となった。量販店特売などの需要があることから荷動きは良好で、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比11％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、気温低下によって出荷が落ち着き、前週比11％の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比5％の増加となった。気温の低下により需要と荷動きが出てきており、茨城県産の価格は強含みとなった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、気温低下によって数量が伸び悩み、前週比7％の減少となった。数量の少なさから相場は上昇傾向で、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、気温低下により数量減少傾向で、前週比8％の減少となった。全体量の少なさから相場は上昇傾向で、高知県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。気温低下により需要は低く、荷動きは鈍めで、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比12％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。荷動きは鈍めで、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年12月第2週）