いちご「あまおう」も出荷開始

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年11月第2週（11月11日〜11月17日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量2,101t（前週比111％、前年同期比105％）。

日ごとの動き

前週比では、かき、西洋なし、アールスメロン等が減少したが、いちご、みかん、りんご等が増加したため、11％の増加となった。

前年同期比ではアールスメロン、いちご、みかん等が減少したが、西洋なし、かき、りんご等が増加したため、5％の増加となった。

市況は前週比で弱含み、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に熊本県等から入荷した。ほとんどの産地が早生に切り替わり、前週比52％の大幅な増加となった。価格は愛媛県産早生、和歌山県産極早生は、ともに保合となった。

りんご　青森県、山形県等から「サンふじ」、青森県、岩手県等から「王林」を中心に入荷し、前週比5％の増加となった。小玉の荷動きはよいものの、大玉はやや鈍く、価格は前週比で青森県産「ふじ」は弱保合、前年同期比で青森県産「王林」は保合となった。

西洋なし　山形県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。前週に続き荷動きは鈍く、山形県産「ラ・フランス」の価格は弱保合となった。

かき　奈良県、福岡県等から「富有」、愛知県を中心に静岡県等から「次郎」、新潟県を中心に和歌山県等から「平核無」が入荷したが、前週比27％の減少となった。柿全体の入荷量が少なくなってきたため、荷動きに回復傾向が見られ、価格は愛知県産「次郎」は強含み、新潟県産「平核無」は弱保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に入荷するとともに、福岡県産「あまおう」の出荷がはじまり、前週比111％の大幅な増加となった。引き合いは若干弱く、量販店での取り扱いも多くはなく、価格は前週比で栃木県産「とちおとめ」は弱保合、前年同期比で福岡県産「あまおう」は強保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。引き合いは徐々に強くなり、荷動きはよく、静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年11月第2週）